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韓国、対中貿易収支が3か月連続で赤字 中間財の依存度高まる


韓国の月間対中貿易収支が7月まで3か月連続赤字を記録した。国交正常化直後の1992年以来初めてのことだ。中国がもはや韓国の実のなる輸出先ではないことを示した象徴的な事件だ。

専門家たちは米中覇権競争の深化と中国の内需中心の経済体制転換などを考慮すれば、対中貿易赤字基調は固着化する可能性が高いと分析する。

16日、産業研究院によると韓国の対中中間財輸入の割合は2000年51.0%から2020年61.6%へと10.6%ポイント増加した。同期間の輸出の割合は85.2%から79.9%へと5.3%ポイント減少した。過去20年間、中国の韓国中間財依存度は低くなった反面、韓国の中国中間財依存度は急激に高まった。特に両国間の競争は先端産業分野に急速に広がっている。分野別に対世界貿易収支を見ると両国とも通信機器や家電などで黒字を出している。しかし、黒字規模では中国が韓国を大きく上回っている。ディスプレー分野も韓国が依然としてリードしているが、格差は次第に縮まっている。韓国が中国を大きくリードしている分野は事実上半導体ひとつだ。

韓中間の競争構図が本格化しながら、過去のような「互助」を期待することは難しいという観測が優勢だ。これに対してソウル市立大経済学部のソン・ハンギョン教授は「2017年のサード(THAAD・高高度ミサイル防衛システム)の報復を皮切りに米中貿易葛藤までが続き、今後の韓中経済協力は難しくなるだろう」と説明した。
  • 毎日経済 | ソン・グァンソプ記者
  • 入力 2022-08-16 17:56:44




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