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韓国銀行、経済低迷の憂慮から金利の速度調節 基準金利2.50%


  • 韓国銀行、経済低迷の憂慮から金利の速度調節 基準金利2.50%
  • 李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁が25日、ソウル中区(チュング)の韓国銀行で開かれた記者懇談会で基準金利0.25%引き上げ決定と関連して説明している。[写真共同取材団]

25日、韓国銀行は修正経済展望を発表し今年の消費者物価上昇率の展望値を4.5%から5.2%へと大幅に引き上げながらも、従来年2.25%だった基準金利は2.50%まで引き上げるのにとどまった。実質国内総生産(GDP)の成長率展望は2.7%から2.6%に下げた。今年初めの展望値が3.0%だったことに照らしてみれば成長に対する期待が大幅に低くなったのだ。

韓国銀行のキム・ウン調査局長は「米国の金利引き上げにともなう景気鈍化の可能性、中国経済の不確実性など世界の景気鈍化の影響が本格的に現れ、下半期以後のわが国の成長も弱くなるだろう」と説明した。

実際、同日の韓国銀行の修正経済展望を見ると、経済の衝撃がそのまま現れている。米国・中国・ヨーロッパなど主要国の景気打撃などに今年の実質GDP成長率展望値が0.1%ポイントさらに下がった。設備投資の見通しはマイナス1.5%からマイナス3.8%へと悪化し、建設投資もマイナス0.5%からマイナス1.5%へと下がった。商品輸出増加率は3.3%から3.2%に、経常収支の黒字展望は500億ドルから370億ドルに大幅に低くなった。

ただ、ソーシャルディスタンスの解除などで今年の民間消費増加率の展望値は3.7%から4.0%に高まった。韓国銀行は経済の「支え」になった消費を押さえつけないため、この日ビッグステップを断行しなかったものと解釈される。

同日、毎日経済と韓国経済研究院が6つの指標を基に経済予測モデルを構築した結果、今後1年以内に通貨危機水準に匹敵する経済危機が発生する確率は81%と推定された。1997年12月の通貨危機当時の状況を午前0時に合わせた時計モデルに切り替えてみると、今月の時刻は午後9時45分で「危機警告」区間に進入したと分析された。先月の危機時計が午後8時(危機確率66%)を示したことを考えれば、1か月間で危機感が一段と高まったことになる。
  • 毎日経済 | キム・ジョンファン記者
  • 入力 2022-08-25 17:49:00




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