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韓流ブランドを保護するための総合支援システムを構築

韓国特許庁、「K-ブランド(韓流ブランド)総合対策」発表 

  • 韓流ブランドを保護するための総合支援システムを構築
  • < 2014年、中国に登録した各国の知的財産権数 >

ドラマ『星から来たあなた』は、韓国の「チメク(チメクとビール)文化」を中国に広めた立役者となった。

これにあわせ、韓国のチキン業者が中国進出に乗り出したが、思いがけない障壁にぶつかった。すでに中国で韓国ブランドと同じ名前の商標を登録してチキンを売っている、いわゆる「偽物」の店が繁盛中だったからだ。中国で「韓流突風」が吹いているが、肝心な商標権を登録せずに被害を受ける国内企業の事例が増えている。

特許庁は10日、韓流ブランドの海外進出が商標権の未管理で霧散するのを防止するための「K-ブランド総合対策」を発表した。

韓国は対中国輸出1位の国で、昨年中国に合計1794億ドル(約199兆ウォン)を輸出した。しかし、昨年、中国に商標を出願した件数は、合計8331件、米国(3万875件)の4分の1に過ぎない。米国が中国に1億ドルを輸出するたびに約21件の商標を出願するのに比べ、韓国企業は4.6件の商標を出願するにとどまったわけだ。

状況がこうであるため、現地業者の悪意的な商標無断の先占により被害を被った事例が数えきれないほどだ。ある生活用品製造業者は、中国の大型マートへの入店を推進したが、すでに取引関係にあった海外業者が、中国の現地商標を無断で先占して入店契約が取り消され、50億ウォンの被害を被った。

キム・ヨンミン特許庁長は、この日のブリーフィングを通じて「国内企業は、『先進出、後商標の確保』で動くが、これからは先登録、後進出に観点を変えなければならない」と強調した。特許庁は、このためにK-ブランド(韓流ブランド)を保護するための国内総合支援システムを構築すると宣言した。

総合対策によると、今後、特許庁は海外進出企業を対象とする海外商標出願支援を年間850件余りから1000件に拡大する方針だ。現地で中国企業が韓国商標を侵害したかを調査する際に、支援される費用も500ドルから1000ドルに増やし、支援回数を従来の企業当たり1件から3件に増やす計画だ。

このほか、模造品を摘発するために、外国税関と協力して、国内外の民間協力体系を構築するという目標も立てた。キム特許庁長は「産業通商資源部、外交部、関税庁などの関係部処との緊密な協力を通じて、韓国ブランドの価値が一段階跳躍できるようにする」と明らかにした。
  • 毎日経済 イ・セボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-10 17:10:40




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