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韓進グループ趙亮鎬会長、「No」と言える企業文化作る

チョ・ヤンホ会長、ナッツリターンの謝罪終えて涙顔 

  • 韓進グループ趙亮鎬会長、「No」と言える企業文化作る
趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進グループ会長(写真)が長女の趙顕娥(チョ・ヒョナ)前大韓航空副社長の「ナッツリターン」事件について謝罪し、これを契機に社内にコミュニケーション委員会を作り、「違うと思えばノー(No)」と言って代案を提示できる企業文化を作ると明らかにした。

チョ・ヤンホ会長は5日、ソウル市空港洞(コンハンドン)の大韓航空本社で開かれた仕事始めで、「近いうちに社内の各部門と社外の徳望ある方々で、社内にコミュニケーション委員会を構成して企業文化を刷新したい」と述べた。またチョ会長は、「大韓航空の飛躍のためには、柔軟で創造的な企業文化を作ることが先行しなければならない」とし、「違うと思ったことに対しては、‘それよりもこれ’と合理的な代案を提示できるような人物になってほしい」と付け加えた。ナッツリターン事件の渦中に指摘された、オーナーの顔色を見る閉鎖的な企業文化にメスを入れるという意味に解釈される。

チョ会長はこの日、新年辞の朗読序盤にナッツリターンに対する謝罪を行ったが、感情がつかえたようにしばらくのあいだ言葉を詰まらせた。チョ会長が読めなかった新年辞のほとんどは、チ・チャンフン大韓航空社長が代わりに読みあげた。

チョ会長はこの日、参加した300人以上の従業員の前でナッツリターン事件について謝罪しながら、完全に新しく生まれ変わる契機にしてほしいと念を押した。

チョ会長は、「昨年は芳しくないことで社会的物議をかもし、それによって心に傷を与えた点、大韓航空を含む韓進グループのすべての従業員の皆様に深くお詫び申し上げる」とし、「危機は危機で終わるといけないし、発展の契機にしてこそ組織が成長する」と述べた。続いてチョ会長は、「航空サービス業はリコール(Recall)は存在しえず、一度失敗したサービスはもとに戻すことができないことを忘れてはいけない」と強調した。
  • 毎日経済_チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-05 17:39:55




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