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ABCマート、デパートの専門編集ショップ登場…生活用品売り場も

「SPAから名品まで」履物ショップ、個性の時代 

  • ABCマート、デパートの専門編集ショップ登場…生活用品売り場も
  • < ABCマートのデパート流通専門ブランド「プレミアステージ」売り場。 >

履物売り場(マルチシューズストア)が進化している。

単にいくつかのブランドの履物を一ヶ所に集めて売る時代は過ぎた。同じ売り場でも商圏と消費者の特性に合わせて商号を異にし、あるいは靴と一緒に生活用品まで扱うライフスタイルショップ、最先端ファッションに合わせた中・低価格の商品を専門的に販売するシューズSPA(製造・流通一括ブランド)ショップなど、多様に変貌している。

業界によると8日、ABCマート、レスモア(錦江)、シュマカーとシューペン(イーランド)などの靴売り場は、それぞれ個性的な変化をはかっている。国内の履物市場の規模は1兆2000億ウォンと推算される。昨年の売上げはABCマートが4079億ウォンでトップを走っており、レスモアとシュマカーがそれぞれ1560億ウォンと1488億ウォンで2位争いを行っている。

これに加え、イーランドがライフスタイル型の靴店を標榜した「フォルダ」と履物系のSPA「シューペン」をそれぞれ出してダークホースとして浮上している。昨年、フォルダとシューペンはそれぞれ600億ウォンと500億ウォンに達する売り上げを上げた。

日系の大型シューズストアであるABCマートは、店舗の細分化を積極的に推進している。全国157店舗を保有しているABCマートは、店舗名を商圏に応じて「メガステージ」「プレミアステージ」「オン・ザ・スポット」などに区分して運営している。 「メガステージ」では同じナイキアディダスブランドでも、より多くの種類の靴や衣料品の製品を販売する多様化戦略を駆使して、既存のABC店舗との差別化を図る。現在、全国に12店舗を保有している。
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  • < 主要マルチシューズショップの現況 >

昨年ローンチした「プレミアステージ」は、デパート流通専門ブランドだ。イタリア直輸入ブランドから海外有名ブランドまで、様々な高級靴を専門的に扱う。ABCマートで流通している130以上のブランドの中で、英国靴ブランドのホーキンス、ヨーロッパ正統の手製靴ブランドのジャンカルロ・モレリ、伝統的なイタリアのブランドであるステファノロッなどの海外ブランドを紹介している。価格は10万ウォンから50万ウォン台までやや高い。

ABCマートの関係者は、「今年は店舗数を持続して拡大し、首都圏だけでなく地方の商圏を強化する計画」だとし、「女性ものとビジネスシューズなど、さまざまなカテゴリーで自社PBブランドを育て、編集ショップを超えるブランドに成長させることが目標」だと明らかにした。ABCマートは2017年までに200店舗オープンを目指している。

イーランドは今年、ライフスタイル型の履物編集ショップ「フォルダ」と、シューズ系SPA型ブランドの「シューペン」で、履物編集ショップ市場でのプレゼンスを固めようという構想だ。イーランドの関係者は、「履物を購入する傾向は、編集ショップを中心に確実に再編された」とし、「消費者の嗜好の多様性とライフスタイルに合わせた靴編集ショップは、今後も大きな幅で成長を続けるだろう」と明らかにした。

イーランドは新規店舗の出店と若い層を攻略できるソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じた様々なマーケティングでフォルダとシューペンを拡大し、中国などの海外市場まで事業領域を広げる予定だ。

業界2位のクムガン製靴の履物編集ショップは、選択と集中の戦略を駆使するという方針だ。

このために非効率店を整理して、運営中の店舗も商圏の流れに沿って移転オープンすることにした。昨年12月には東釜山のロッテ百貨店に店舗をオープンしたし、1月の終わりにはレスモア一山ウェスタンドーム店をオープンする。また2月には、5つの店舗を移転または新規オープンする予定だ。
  • 毎日経済_キム・ジミ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-09 04:01:01




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