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数字経済 > マーケット > 韓国にも毒素を抜くデトックスブーム到来、野菜・果物熱風
ダイエットなど健康への関心が高まり、体内の毒素を抜く「デトックス(detox)」関連商品の需要が急増している。デトックスはダイエット方法として多く使用されているもので昨年ウェルネス消費傾向を背負って大きな人気を集めた。代表的なデトックス商品は、果物や野菜だ。一般的な野菜を集めて挽いて作成された搾汁ジュースやお茶がすべて該当し、果物・野菜の中ではレモン、トマト、キャベツ、ゴボウ、グレープフルーツなどがデトックスの先頭走者に挙げられる。
8日、ロッテマートが昨年一年間、これらのデトックス商品の販売現況を分析したところ、前年より売上が最大5倍急増したことが分かった。グレープフルーツが最も高い406.5%の販売成長率を記録し、レモン180.1%、キャベツ178.2%、ブロッコリー17.1%、ゴボウ15.4%などだった。また、食後用ジュースのために果物を購入していた消費者が搾汁ジュース用野菜の購入まで増やし、野菜の売上高が共に上昇している。特にゴボウはカロリーが低く、サポニン成分が多く、ダイエットに効果的な野菜として脚光を浴びている。
ロッテマートのビョン・ジヒョンマーケティング戦略チーム長は、「デトックス搾汁ジュースやお茶の価格が高いので果物・野菜の原材料を購入して自宅で直接飲み物やお茶を作って摂取する消費者が増えた」とし「このために関連する果物・野菜の売上高が昨年、特に急上昇したと思われる」と述べた。
大型マートは最近の需要を反映してデトックス果物・野菜の陳列も大幅に増やしている。ロッテマートは、商品群を多様化し、ビタミンCと食物繊維が豊富なことで知られているイスラエル産グレープフルーツ、米国産レモンなどを電撃販売する。ロッテマート側は「何よりも年明けには健康に対する消費者の関心が高く、関連商品群の売上高が一瞬増加する傾向がある」とし「しかし、今年はタバコ消費の急減などと噛み合って健康食品の人気が一年中続く可能性が高い」と伝えた。