トップ > 数字経済 > 企業 > ロッテホールディングス、辛東主副会長を解任…後継構図から外れたか

ロッテホールディングス、辛東主副会長を解任…後継構図から外れたか

シン・ドンジュ日本ロッテ副会長、すべての役職から解任 

  • ロッテホールディングス、辛東主副会長を解任…後継構図から外れたか
日本ロッテグループの辛格浩(シン・ギョクホ)総括会長の長男である辛東主(シン・ドンジュ)ロッテホールディングス副会長(61)は、すべての役職から解任された。このことから、今後ロッテグループの後継構図は次男の辛東彬(シン・ドンビン)韓国ロッテ会長が、日本側の経営まで総括する構図で編まれる可能性がさらに高まった。

日本ロッテグループの持株会社であるロッテホールディングスは9日、前日の臨時株主総会でシン・ドンジュ ロッテホールディングス前副会長を解任したと明らかにした。

シン・ドンジュ前副会長はこれに先立って昨年12月、ロッテホールディングスの子会社であるロッテ、ロッテ商事、ロッテアイスなど3社の役員を解任されたことがある。シン前副会長が解任されたロッテ商事の社長は、長いあいだシン・ギョクホ総括会長を補佐してきた佃孝之ロッテホールディングス社長が担当する。シン・ドンジュ副会長が「辞任」ではなく、臨時理事会を通じて関連会社から相次いで「解任」されたことは、シン・ギョクホ総括会長の意志でなくては不可能だという観測が有力だ。シン・ギョクホ総括会長は依然として経営に深く関与していると伝えられた。

シン・ドンジュ前副会長が押し出されたことは、日本ロッテの売上不振が大きな原因として作用したものと見られる。これに加えて、製菓業に関心が高かったシン・ドンジュ前副会長が、韓国のロッテ製菓が既に進出している東南アジア市場攻略に乗り出して韓国ロッテ製菓と海外で競争構図を作ったり、韓国系列社の持分比率を高めつつ欲を出したことも、シン・ギョクホ総括会長の気に障ったという話もある。

シン・ドンジュ前副会長は持ち株会社のロッテホールディングス副会長も解任されることによって、ロッテグループの後継構図にも大きな変化が感知される。今回の解任を契機にして、シン・ドンジュ副会長はロッテグループの後継構図から押し出され、事実上はシン・ドンビン会長の独走体制に固められる可能性が大きくなった。

韓国ロッテグループは今回の人事に対して「言及できない」という立場だけをくり返した。
  • 毎日経済_東京=ファン・ヒョンギュ特派員/ソウル=チャン・ヨンソク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-09 15:38:03




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア