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ガーデンファイブにプレミアムアウトレット…オープンは今秋を予定

現代百貨店、ソウル市内に初の名品アウトレット 

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ソウル市の松坡区(ソンパグ)長旨洞(チャジドン)に位置する複合流通団地「ガーデンファイブ」に、現代デパートが運営するプレミアムアウトレットが入居する。ソウル市内に海外高級ブランドの在庫商品などを販売するプレミアムアウトレットができるのは今回が初めてだ。

9日、関連業界によるとソウル市ならびにSH公社(旧Seoul Housing Corporation)と現代百貨店グループはこの日、ガーデンファイブ「ライフ棟」内のテクノ館とリビング館を一括賃貸する契約を結ぶことで詳細協議を終えた。双方は来る15日頃に正式契約を締結した後、出店計画を公式に発表する予定だ。

業界関係者は、「最近、ガーデンファイブの区分所有者の90%の同意を得て明渡し(不動産を引き渡す総体的な作業)する条件で、来週15日頃にSHとソウル市は現代百貨店グループと条件付きで契約を締結することにした」と語った。

これによって、早ければ今年の秋頃に現代百貨店プレミアムアウトレット「ガーデンファイブ店」の正式オープンが可能になると見られる。ガーデンファイブは3棟で構成されているが、現代百貨店グループはこのうちの衣類や電子などが入店したライフ棟のリビング館とテクノ館に入店する。当初、現代百貨店は地下1階~地上4階建てのリビング館と、地下1階~地上5階建てのテクノ館全体に入店する予定だったが、テクノ館3~4階商店街の所有者らとの協議がスムーズに進まず、テクノ館は地下1階~地上2階までの3フロアのみを使用することに方針を決めたと伝えられた。

このようにして、現代百貨店アウトレットはテクノ館の地下1階~地上2階に3フロアとリビング館の地下1階~地上4階まで5フロアの、総8つのフロアに入店することになる。

業界によると、現代百貨店グループとSH公社はリース期間10年・賃貸保証金120億ウォン台で交渉を進めており、賃貸料はアウトレットで発生する売上げの4.1%ほどを支給する案が議論されている。

今回の契約で現代百貨店はアウトレット事業を中心に、店舗拡張に拍車をかけるものと見られる。秋ごろのガーデンファイブアウトレット出店を含めて、2月に金浦アウトレット、8月の板橋(パンギョ)複合ショッピングモール出店など、今年は店舗3つを出店する。これまで新事業や出店に保守的だった現代百貨店グループでは、チョン・ジソン会長就任以来で最大の出店規模だ。2016年には松島(ソンド)にもアウトレットをオープンする予定だ。これまで百貨店事業のみ注力してきた現代百貨店グループは昨年、現代アウトレット加山店の委託経営でアウトレット事業に参入して以来、今年から本格的にアウトレットや複合ショッピングモールなど、流通部門事業の多角化に乗り出すわけだ。

今年でオープン5年目を迎えたが、これまで高い空室率で活気の無かったガーデンファイブ商圏も、現代デパートのプレミアムアウトレットの入店が最終確定することによって期待感が高まっている。ソウル市・SH公社が清渓川(チョンゲチョン)の商人移住対策として造成した複合流通団地ガーデンファイブは2010年にオープンして以来、4年余りのあいだ商店街の空室率が50%に達するなど、運営は不十分だった。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-09 15:38:09




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