トップ > 数字経済 > 企業 > 「サムスン・ブラックベリー、M&A検討は事実」
「サムスン・ブラックベリー、M&A検討は事実」
サムスン、買収・合併の動き早まる...両社のHW＋セキュリティSWでシナジー効果十分
15日午前、サムスン電子がカナダのスマートフォンメーカー「ブラックベリー」を買収するという外信報道が出た直後、両社はともに事実無根という立場を表明した。とは言え、サムスンとブラックベリーのあいだに買収・合併（M&A）が成立した場合、シナジー効果は十分にあると分析されて噂はおさまらない。特に最近、サムスン電子の速くなったM&Aの動きがこれを裏付けている。
ロイターは14日（現地時間）、サムスン電子がブラックベリーを75億ドル（約8兆1000億ウォン）で買収するという提案を行ったと報道した。ロイターは匿名の消息筋を引用し、サムスン電子がアップルとの特許戦争で有用な特許を得るために買収を推進すると伝えた。
しかしブラックベリーとサムスン電子はこのような報道が出るやいなや、半日とたたずに両社ともに否定した。ブラックベリーはこの報道に対する公式の立場を明らかにして、「サムスン電子のブラックベリー買収と関連して、サムスン電子とどのような議論も行ったことはない」と内容を否定した。
サムスン電子もブラックベリーの買収推進報道と関連し、「事実無根」という意を表明した。サムスン電子は、経営陣がブラックベリー側と売却について議論したこともなく、ブラックベリー側に買収提案を行ったこともないと明らかにした。このような否認にもかかわらず、両社は買収のシナリオをすでに検討したと伝えられた。サムスン電子がブラックベリーを買収した場合、サムスンのグローバルナンバーワンのハードウェア（HW）と、ブラックベリーのセキュリティソフトウェア（SW）がシナジー効果をもたらすことができるからだ。
ブラックベリーは昨年の売上げが60億ドルに達すると予想されるが、これは大きく3つ（ソフトウェア・サービス・端末）から出てくる。このうち携帯電話部門が半分ほどを占めている。しかし、2013年からタッチスクリーン方式のスマートフォン「Z10」「Z30」などを相次いで出したものの、期待以下の販売実績を記録した。
その代わり、モバイルセキュリティソフトウェアの販売は伸びている。ハードウェアは不振だがソフトウェア、特にブラックベリーの強みとされるセキュリティ分野で再起を夢見ている。昨年、サムスン電子と企業用のモバイルセキュリティソリューション分野で戦略的パートナーシップを締結したことも、このような脈絡からだ。世界最大のスマートフォンメーカーであるサムスンとの提携を通じ、ブラックベリーのソフトウェアを販売できる顧客基盤を確保したわけだ。
昨年の下半期以後、目に見えて速くなったサムスン電子のM&Aの動きも、今回の買収説を裏付けている。
2011年、医療機器メーカー「メディソン」を買収して以来、静かだったサムスン電子は昨年に大小のM&Aを次々と決めた。昨年8月、米国のモノのインターネット（IoT）プラットフォームプロバイダのスマートシングス（SmartThings）を2億ドルで買収して以来、北米の家電販売代理店クワイエット・サイド（Quietside）、米ソリッドステートドライブ（SSD）のソフトウェア専門企業プロキシマル・データ（Proximal Data）など、毎月1~2件ずつ買収を行ってきた。
サムスン電子の高位関係者らも公然と買収の意思を明らかにするほどだ。
あるサムスン電子の高位関係者は最近、CES 2015に参加してスマートホーム事業に対する意志を表明しながら、「センサー技術に裏付けされてこそ、スマートホーム市場で成功できる」とし、「自体競争力も備えなければならないが、優れたセンサーメーカーをM&Aすることも常に検討中」と語る。
ブラックベリーにしてもサムスン電子は魅力的な売却対象者だ。サムスン電子は買収余力のある企業のなかで、ブラックベリーとのシナジー効果を出して、ブラックベリーを育てていくことができる能力を保有している企業だ。
特にサムスンは、昨年買収したスマートシングスの事例からもわかるように、現地の経営基調を維持している。国外企業を買収して以来、本社に組織を吸収するのではなく、現地経営を通じて能力を育てていくというわけだ。サムスン電子の関係者は、「外国人は企業文化が韓国とは異なるため、われわれが買収しても現地でビジネスを行うのが効率的だ」とした。
ロイターは14日（現地時間）、サムスン電子がブラックベリーを75億ドル（約8兆1000億ウォン）で買収するという提案を行ったと報道した。ロイターは匿名の消息筋を引用し、サムスン電子がアップルとの特許戦争で有用な特許を得るために買収を推進すると伝えた。
しかしブラックベリーとサムスン電子はこのような報道が出るやいなや、半日とたたずに両社ともに否定した。ブラックベリーはこの報道に対する公式の立場を明らかにして、「サムスン電子のブラックベリー買収と関連して、サムスン電子とどのような議論も行ったことはない」と内容を否定した。
サムスン電子もブラックベリーの買収推進報道と関連し、「事実無根」という意を表明した。サムスン電子は、経営陣がブラックベリー側と売却について議論したこともなく、ブラックベリー側に買収提案を行ったこともないと明らかにした。このような否認にもかかわらず、両社は買収のシナリオをすでに検討したと伝えられた。サムスン電子がブラックベリーを買収した場合、サムスンのグローバルナンバーワンのハードウェア（HW）と、ブラックベリーのセキュリティソフトウェア（SW）がシナジー効果をもたらすことができるからだ。
ブラックベリーは昨年の売上げが60億ドルに達すると予想されるが、これは大きく3つ（ソフトウェア・サービス・端末）から出てくる。このうち携帯電話部門が半分ほどを占めている。しかし、2013年からタッチスクリーン方式のスマートフォン「Z10」「Z30」などを相次いで出したものの、期待以下の販売実績を記録した。
その代わり、モバイルセキュリティソフトウェアの販売は伸びている。ハードウェアは不振だがソフトウェア、特にブラックベリーの強みとされるセキュリティ分野で再起を夢見ている。昨年、サムスン電子と企業用のモバイルセキュリティソリューション分野で戦略的パートナーシップを締結したことも、このような脈絡からだ。世界最大のスマートフォンメーカーであるサムスンとの提携を通じ、ブラックベリーのソフトウェアを販売できる顧客基盤を確保したわけだ。
昨年の下半期以後、目に見えて速くなったサムスン電子のM&Aの動きも、今回の買収説を裏付けている。
2011年、医療機器メーカー「メディソン」を買収して以来、静かだったサムスン電子は昨年に大小のM&Aを次々と決めた。昨年8月、米国のモノのインターネット（IoT）プラットフォームプロバイダのスマートシングス（SmartThings）を2億ドルで買収して以来、北米の家電販売代理店クワイエット・サイド（Quietside）、米ソリッドステートドライブ（SSD）のソフトウェア専門企業プロキシマル・データ（Proximal Data）など、毎月1~2件ずつ買収を行ってきた。
サムスン電子の高位関係者らも公然と買収の意思を明らかにするほどだ。
あるサムスン電子の高位関係者は最近、CES 2015に参加してスマートホーム事業に対する意志を表明しながら、「センサー技術に裏付けされてこそ、スマートホーム市場で成功できる」とし、「自体競争力も備えなければならないが、優れたセンサーメーカーをM&Aすることも常に検討中」と語る。
ブラックベリーにしてもサムスン電子は魅力的な売却対象者だ。サムスン電子は買収余力のある企業のなかで、ブラックベリーとのシナジー効果を出して、ブラックベリーを育てていくことができる能力を保有している企業だ。
特にサムスンは、昨年買収したスマートシングスの事例からもわかるように、現地の経営基調を維持している。国外企業を買収して以来、本社に組織を吸収するのではなく、現地経営を通じて能力を育てていくというわけだ。サムスン電子の関係者は、「外国人は企業文化が韓国とは異なるため、われわれが買収しても現地でビジネスを行うのが効率的だ」とした。
- 毎日経済_ハン・エギョン記者／チョン・スンファン記者／ユン・ジェオン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-01-15 17:20:57
