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基準金利2.0%に凍結…成長率は3.4%に大幅下方修正


  • 基準金利2.0%に凍結…成長率は3.4%に大幅下方修正
  • < 2015年経済指標展望 >

韓国銀行は今年の国内総生産(GDP)基準の成長率の展望値を、3.9%から3.4%へと大幅に下方修正した。端末流通構造改善法(端通法)の施行と、税収不足による政府支出縮小の影響で、昨年第4四半期の実績値が大きく低下し、今年の韓国経済の出発点は予想よりも低下したという理由からだ。

消費者物価(CPI)上昇率も2.4%から1.9%に下方修正した。下方修正した経済見通しの修正発表にもかかわらず、1月の基準金利は年2.0%に凍結した。現在の金利水準は、景気回復を支援するところに十分だと判断したためだ。

韓国銀行は15日、李柱烈(イ・ジュヨル)総裁の主宰で金融通貨委員会本会議を開き、全会一致で基準金利を現在の水準(年2.00%)に維持することを決めた。基準金利は3ヶ月連続で凍結された。

韓国銀行の今年の経済成長率見通しの3.4%は、政府や他の予測機関の展望値よりもはるかに低いレベルだ。企画財政部は昨年12月の経済見通しで、今年の成長率を3.8%、消費者物価上昇率を2.0%と予想している。韓国開発研究院(KDI)は、経済成長率3.5%、消費者物価上昇率は1.8%と予測した。イ・ジュヨル総裁は、「端通法の施行と税収不足による政府支出縮小の影響で、昨年の第4四半期の実績値が予想より大きく低下した」とし、「昨年の第4四半期の成長率を当初は前期比で1.0%と予測したが、現在は0.4%と推定される」と語った。

シン・ウン韓銀調査局長は、「昨年の第4四半期の成長率低下は主に(端通法など)一時的な要因に起因したもので、成長経路上の趨勢には影響を与えなかった」とし、「ただし100%一時的な要因ではなく、中国政府の政策変化による加工貿易の減少も多少の影響を与えた」と説明した。

成長経路はそのままだが、今年のGDPの出発点が低くなり、いくつかの構造的な影響のために成長率が低下したという話だ。

政府と韓国銀行の予測値が異なる部分に対しては、イ総裁は「昨年第4四半期の成長率に対する推定値の違いのためで、今年の経済を見る視角には大きな差はない」と説明した。

現在、標準金利は成長支援に十分なのかについて、イ総裁は「実体経済の流れに照らしてみて不足していないと思う」と語り、しばらくの間は現在の金利水準を維持するという意思を示唆した。

これは基準金利の引き下げを期待していた市場の期待とはずれたものだ。先立って、去る14日の債券市場で国債3年物の金利が韓銀の基準金利よりも低い1.97%で取引を終えて、終値基準で初めて1%台に進入し、追加的な基準金利引き下げに対する市場の期待が示されもした。

イ総裁は基準金利凍結の背景に対して、「韓国経済が潜在成長率レベルの成長率を示すものと予想される点、物価上昇率の展望が低くなったが、これは供給側の要因である国際原油価格の下落に起因した点を考慮した」と説明した。
  • 毎日経済_ソ・ドンチョル記者/キム・テジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-15 17:24:40




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