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ポスコ、自動車メーカ用高級鋼板提供のためインドで冷延鋼板工場竣工


  • ポスコ、自動車メーカ用高級鋼板提供のためインドで冷延鋼板工場竣工
△写真=ポスコは22日インドマハーラーシュトラ州で冷延工場竣工式を進行した。左からイ・ドクフン輸出入銀行長、イ・ジュンギュ大使、権五俊ポスコ会長、インド中央政府ナレンドラ・トマル鉄鋼部長官、スバシュイ・デサイ マハーラーシュトラ産業部長官 [写真提供=ポスコ]

ポスコはインドに7000億ウォン以上を投資して建てた冷延鋼板工場が稼動に入り、本格的な大量生産に突入した。鉄鋼需要が継続的に増加しているインド市場を独占して、積極的にインド市場に参入している欧州・北米の自動車メーカーに高級鋼板を供給するためだ。

22日(現地時間)、ポスコはインドのマハーラーシュトラ州バイルバガッド(Vile Bhagad)産業団地内で、180万トン規模の高級車用冷延鋼板工場の竣工式を行った。

この日竣工した冷延工場は、2011年11月にポスコが約7億900万ドルを投資して着工した後、昨年6月から試験生産を開始した。ここで生産された高級自動車用鋼板は、GMやフォルクスワーゲンなど世界有数の自動車メーカーはもちろん、タタ、マヒンドラ&マヒンドラ、バジャージなどのインド最高の自動車会社と部品メーカーにも供給される。

特にポスコは、自国内の製造業育成に乗り出すインド政府の政策に同参するのみならず、現地生産・販売の完結型ソリューションマーケティングまで実現することにより、早期に競争力の確保が可能になると期待している。

権五俊(クォン・オヂュン)ポスコ会長は記念の辞で、「ポスコマハーラーシュトラ冷延工場を通じて、インドが世界の自動車・部品産業の核心基地に跳躍するための一翼を担うだろう」とし、「インド政府の製造業活性化のための努力にも一助になりたい」と念を押した。

クォン会長は続けて「単に鉄鋼を供給する事業者から一歩進んで、顧客が望むものを製造し、技術までを支援するソリューションマーケティングで、顧客がグローバル市場をリードする製品を作るところに貢献したい」と付け加えた。

この日の竣工式には、ポスコのクォン・オジュン会長らポスコ幹部をはじめ、インドのナレンドラ・シン・トマル中央政府鉄鉱部長官、スバシ・デサイ マハーラーシュトラ産業部長官、プラカシ・メタ マハーラーシュトラ労働部長官などのインド側政府関係者20人余りと、フォルクスワーゲン、日産、タタ、トヨタなど世界的な自動車メーカーの主要顧客の関係者を含む250人余りが参加した。

インドは昨年、国内総生産(GDP)基準で「グローバルトップ10」入りとともに、6.3%という高い経済成長が見込まれ、継続して鉄鋼需要が増えている。

一方、自国の鉄鋼生産量が消費量に追いつかず、持続的に輸入量が増加する状況だ。これによりGMやフォルクスワーゲンなど、ヨーロッパ・北米企業がシェア拡大のために積極的に市場参入を推進しており、インド内の自動車の研究開発のための研究開発(R&D)センターを運営するなど、自動車メーカーがムンバイ、デリー、チェンナイなど大都市を三角軸として大挙進出している。

クォン・オジュン会長は今回の竣工式出席に先立ち、ナレンドラ・モディ インド首相、トマール中央政府鉄鉱部長官など主要関係者と面談を行い、これまでのポスコ側インドビジネスの現状を説明した。
  • 毎日経済_ユン・ジンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-22 17:02:03




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