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変身列車アニメ「ロボットトレイン RT」、アニメーション市場を揺さぶるか

100%国産アニメ「ロボットトレイン RT」まもなく始まる 

  • 変身列車アニメ「ロボットトレイン RT」、アニメーション市場を揺さぶるか
いかなる障害も軽く乗り越える列車、各種装備を使いこなす列車、水の上で自由な列車、強力な風を突き抜けて氷を叩き潰す列車…。奇想天外な列車の活躍を描いた韓国の国産アニメーションが2月に始まる。列車の村で仲良く集まって暮らしている彼らは危機の瞬間、強力なロボットに変身する反転キャラクターだ。

CJ E&Mのアニメ事業部による最初の作品『ロボットトレインRT』。2月から地上波・ケーブルチャンネルで放送され、関連キャラクター商品が発売される。CJ E&M側は、すでにキックボード、学習漫画、起き上がりこぼし、ショッピングカートなど100あまりの商品制作会社と契約を終えた。中国など、世界市場へも進出する計画だ。

イギリスのキャラクター『トーマスとなかまたち』以来、列車を活用した有名なキャラクターはなかった。ロボットトレインRTが『トボット』『パワーレンジャー』に続き、変身ロボットの興行史を塗り替えるかに関心が集まっている。

ロボットトレインRTは、コンテンツ総合企業のCJ E&Mがアニメーション部門を新設した後に発表した初めての作品だ。CJは最近、アニメーション部門を正式に発足した。去る22日に玩具・キャラクター事業関係者約400人を招待し、事業説明会を開催した。アニメーション部門の従業員は20人余り、彼らは純国産キャラクターを開発し、国内外への販売・マーケティングを企画する。グラフィックス・玩具製作は外部の会社と協力する方式だ。

CJは、年間100億ウォン以上をアニメーション事業に投資する予定だ。アニメーション事業への大企業の進出は、キャラクター産業の浮上と関連がある。2013年のキャラクター産業の売上高は8兆2100億ウォンで、前年比9.2%増加した。輸出額は4億4900万ドルで、前年比7.9%増加した。アニメーションは、キャラクター波及効果が大きい。ディズニーコリアは事業の80%がライセンス販売であるほどだ。ディズニーの人気アニメ『カーズ』『プレーンズ』は、劇場での売上よりも玩具・ファッションなどを組み合わせたキャラクター商品の売上が圧倒的だ。

CJは、独自の開発を通じてアニメーションの原著作権を100%保有し、これをファッション、玩具、流通、放送と組み合わせて付加価値を創出する計画だ。また、世界市場を積極的に攻略する。特に産児制限政策が緩和され、幼児用品産業が急浮上している中国市場をターゲットにしている。ロボットトレインRTには、パリの路面電車、スイスの山岳鉄道、ベネチアの水陸両用車、ロシアの除雪列車が登場する。世界市場を念頭に置いた設定だ。

ロボットトレインRTが興行するかどうかは、今年中に決まるものと見られる。業界関係者は「興行不敗」の変身ロボットを題材にした点、国内で扱われたことのない列車が主人公である点、CJ流通チャネルが広く多様な点などを考慮して興行の可能性を高く見ている。ロボットトレインRTのおもちゃを製作した玩具メーカーであるジナワールド(ginaworld)の関係者は「子供たちが好きな列車を活用して驚きを与える変身ロボットを組み合わせた」とし、「子供たちの好みは、全世界共通なため海外輸出が期待される」とした。
  • 毎日経済 イ・ソンヒ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-23 15:46:03




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