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数字経済 > マーケティング > LINEがアメリカで注目される…スタンプの利用やキャラクター商品が人気
< グローバルメッセンジャーの米国市場シェア >
「今までモバイルメッセンジャーは会話の手段でしかなかった。しかし、LINEはビジネス・モデルと『結婚』させた」
米国の経営雑誌『ファスト・カンパニー』誌の評価だ。20~40代の米国ビジネスマンへの影響力が大きいこの雑誌は最近、2015年の最も革新的な10大企業を挙げた。このうち「ソーシャルメディア部門」でネイバーの子会社「LINE」が最も革新的な企業として選定された。
LINEはこれに先立ち、『クランチーズ・アワード(Crunchies Awards)』で「ベスト国際スタートアップ(Best International Startup)」として選ばれた。クランチーズアワードは世界的なIT専門誌『テッククランチ』と『ベンチャービート(VentureBeat)』が、毎年20部門にわたって有望なベンチャー企業と創業者を表彰する国際的なイベントだ。
LINEが米メディアから成功の秘訣に対して、集中して照明を浴びている。米国はFacebookの「Facebookメッセンジャー」やアップルの「iMessage(アイメッセージ」などの利用率が高く、Facebookに買収された「WhatsApp Messenger(ワッツアップメッセンジャー)」が強気を見せている。LINEとカカオトークのシェアは微々たるレベルだ。しかし、LINEが最近になって注目される最大の理由は、「モバイルメッセンジャー」のビジネス可能性を開拓したという理由からだ。
実際、LINEが最近強化しているスタンプやキャラクタービジネスが、米国市場に徐々に食い込んでいる。LINE利用者は複雑な感情やアイデア伝達手段としてスタンプとキャラクターを利用している。毎日20億個のスタンプが使われている。
LINEが北米で昨年末にオープンした最初のポップアップストア「LINEフレンズニューヨーク」が大きな人気を集めたことから、ネイバーはロサンゼルスとラスベガスにもLINEフレンズポップアップストアをオープンにした。
ニューヨークストアは北米地域で初めて開かれたLINEフレンズストアだが、既にアジア10カ国(中国、台湾、タイ、マレーシア、シンガポールなど)とコロンビアに次いで13番目のポップアップストアだ。ネイバー側によると、インスタグラムの利用者がLINEフレンズ製品の写真を共有して口コミが広がり、21日間でニューヨークのLINEストアに30万人以上が訪れた。
ニューヨークストアの360以上の製品のうち、60種あまりは早期に品切れになった。
LINEストアでは、人形やTシャツなどからスワロフスキーで作られた3200ドル(約353万ウォン)のコニー(ウサギのキャラクター)まで、さまざまな商品が販売される。このように、LINEはゲームや有料スタンプなど、様々な広告商品等を通じて昨年は7228億ウォン(6億5600万ドル)の収益を上げた。