トップ > 数字経済 > マーケット > 仁川の永宗島に韓国で初の「ドラッグレース」競技場を建設

仁川の永宗島に韓国で初の「ドラッグレース」競技場を建設


仁川の永宗島に韓国で初の「ドラッグレース」専用競技場が建設される。

産業通商資源部と仁川広域市、韓国自動車チューニング産業協会(KATIA)は4日、「仁川市の永宗島にチューニング車両が性能を競うことができる長さ2キロメートル規模のドラッグレース専用競技場を建てる案を協議中」とし、「上半期中に着工し、下半期にオープンできるように推進している」と明らかにした。

競技場が建設される場所は仁川空港の隣に位置した臨時排水路に暫定決定された。直線を走るドラッグレースの特性上、まっすぐに伸びていて長さのある空間が必要だが、空港の隣の排水路がそのような条件を満たしているからだ。舗装工事だけでオープンすることができ、工事期間が短いという利点もある。

ドラッグレースは、チューニングを介して性能を高めた車が同時に出発してゴール地点に誰が早く到着するかを競う競技だ。陸上の100メートル競走と同じだと考えてもいい。曲線コースがないため、単純だが、その分理解しやすく、直接参加することにも大きな制約がないため、米国などで大きな人気を集めている。

ドラッグレース競技場開設に意味があるのは、チューニング産業の活性化と密接な関係があるからだ。チューニングを介して性能を高めた車は、一般道路ではその性能を誇ることができない。規定速度を超えることは違法であるだけでなく、事故の可能性が大きいからだ。

韓国自動車チューニング産業協会のホ・チョンチョル事務総長は「米国のチューナーは、一般道では徹底的に安全運転をする代わりに、競技場で車の性能と運転技術を誇る」とし「競技場が建設されれば、チューニングカーに対する認識を向上させることにも大きな助けとなるだろう」と述べた。

仁川市は競技場の建設を介して仁川がチューニング産業の中心地になることを望んでいる。仁川市の関係者は「すぐ隣にBMWコリアが作ったドライビングセンターもあるため、チューニング産業が活性化して、最終的に地域経済に役立つだろう」と期待した。時期も適切だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領は就任以来ずっと自動車チューニング産業を創造経済の一つと考え、発展させると強調している。昨年、政府レベルのチューニング産業振興策が作られたりもした。

一方、世界のチューニング市場規模は100兆ウォンをはるかに超える。世界の造船業の市場規模と似ており、韓国の全体の自動車市場の規模と並ぶレベルだ。
  • 毎日経済_キム・ドンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-04 18:43:44




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア