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「ホワイトデー=飴」は過去…女性が期待するお返しは?


ホワイトデーのギフトのトレンドが変わった。過去ホワイトデーには、キャンディをプレゼントするのが一般的だったが、最近ではマカロンやクッキー、チョコレート、ケーキなど、ベーカリーデザートがホワイトデーのギフトとして脚光を浴びている。

最近オンラインショッピングモールのオークションが、ホワイトデーを迎えてもらいたいギフトと贈りたいギフトに関するアンケート調査をした結果、男性回答者1万3509人のうち6680人が「ジュエリー・時計」を挙げた。その次に「財布・バッグ」「化粧品・香水」「キャンディ・花」の順だった。一方、女性は、最ももらいたいギフトで「ケーキ」を挙げ、財布、化粧品、香水、時計、ジュエリーが後に続いた。

オークションの関係者は、「ホワイトデーの代表的な贈り物であるキャンディや花は、男性と女性の両方で最も選好度が低く、女性は一番ケーキをもらいたいことが分かった」と説明した。このような傾向を反映して、業界では、ホワイトデーの代表走者であるキャンディの代わりに様々な商品を先を争って発表し、差別化されたマーケティングを披露している。

ロッテマートが2011年から昨年まで、ホワイトデーシーズン中にチョコレートやキャンディの売上高を分析した結果、昨年のチョコレートの売上高が51.2%を占め、初めてキャンディの売上高を超え、キャンディの売上高は徐々に下降傾向を見せていることが分かった。

これにロッテマートの関係者は、「今年のホワイトデーシーズンには、チョコレートとソフトキャンディの物量を昨年より20%ほど増やして割引販売し、チョコレートを直接作ってプレゼントするDIY商品なども販売する計画だ」と明らかにした。続けて「チョコレートだけでなく、キャンディの代わりにゼリーとマシュマロなどの選好度も高まり、輸入ゼリーの販売量も増加している」と述べた。

ハーシー(Hershey)コリアは、ホワイトデーを狙って限定チョコレート『Hershey’s Giant Kiss』3種を披露した。この製品は、従来のものより43倍ほど大きく製作され、ハート柄が描かれたパッケージにホワイトデーの雰囲気を生かした。

ベーカリー業界でも、このようなトレンドに合わせて、製品の構成を多様化して価格帯まで細分化したホワイトデーギフトセットを出している。

パリバゲット(PARIS BAGUETTE)は、マカロンチョコ、ウォルナッツチョコ、ダークチョコチップクッキー、チョコピーカンクッキーなどのチョコレートを使用したデザートセット『フォーエバー』ギフトボックスシリーズを発売した。また、フランスのデザートとして知られているマカロンをハート形に作って、青りんご、イチゴ、マンゴー、ブルーベリーの4種類の味をミニサイズで構成した商品も出した。また、花の形のチョコレートで飾った『ラブ・フラワー・ケーキ』、パウンドケーキの中に赤いハートが隠れている『ラブ・イン・ラブ・ケーキ』、ハートチョコレートで飾った『ブルーミング・ラブ・ケーキ』、花メレンゲとチョコレートをあげた『ラブ・ フォー・ユー・ケーキ』など、花やハートで華やかさを加えたケーキを披露した。

トゥレジュール(Tous les jours)は、ホワイトデーに似合う明るいピンクのケーキ3種を披露した。ノスタルジックな『セシボン・ケーキ』も企画しており、ハート形のチョコレート板に直接文字を書くことができるチョコペンと一緒に提供する。

このほか、英国ブランドのキャスキッドソン(Cath Kidston)とコラボしたチョコレート製品も目を引く。キャスキッドソンの象徴である花の形をチョコレートに刻んだ『キャス・カフェ・プロヴァンス』と紅茶の葉を振り掛けた薄いチョコレートを個別包装した『キャス・カフェ・シン』チョコレートセットをギフト用に準備した。

業界関係者は「最近、ホワイトデーのギフトとしてキャンディよりベーカリー製品が人気を集めている」とし、「これにより、ベーカリー業界では多様な製品群を合理的な価格帯で構成して差別化されたマーケティングを実施している」と伝えた。
  • 毎経ドットコム_キム・ジヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-09 11:44:19




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