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2月のソウル市の住宅取引量は9年ぶりに最高値

「いっそのこと、家を買おう」15万人押し寄せる…住宅市場に春の風 

  • 2月のソウル市の住宅取引量は9年ぶりに最高値
  • < 急増するソウルのアパート売買取引 >

本格的な引越しシーズンを迎え、住宅市場に春の気配が満ちあふれている。3月物件の量では2000年以後、過去最大の69団地5万9000世帯が分譲に乗り出すなかで、3月に入ってから全国11ヶ所のモデルハウスには、15万人に達する予備申込者が殺到した。

既存の住宅を求める顧客も増え、2月のソウル市の住宅取引量は9年ぶりに最高値の8605件に達し、今月は1万世帯をひょいとこえて記録を更新する見通だ。

不動産業界によると8日、3月の最初の週末の6~8日の3日間、全国11ヶ所のモデルハウスには新しい家を求める住み替え需要と、チョンセ難に疲れたマイホーム需要者が大挙押し寄せ、たいへんな混雑を成した。京畿道・龍仁(ヨンイン)の「器興駅G-WELLプルジオ」と青羅国際都市の「青羅パークザイ・ザ・テラス」のモデルハウスにはそれぞれ2万5000人が集まり、水原、忠南・牙山(アサン)、慶北・亀尾(クミ)、釜山など、全国のモデルハウスは足の踏み場もないほどだった。

不動産114のハム・ヨンジン リサーチセンター長は、「首都圏1順位請約資格の緩和にともなって1順位者が1000万人に迫り、市場が生き返る雰囲気を見せるやいなや、建設会社が分譲物件を大量に出している」とし、「チョンセ難に疲れた需要者もこれに同調することで、新規分譲市場が活気を帯びている姿」だと伝えた。

従来の住宅取引も活発だ。国土交通部によると、1月の全国住宅取引件数は総7万9320世帯で、調査が始まった2006年以来での史上最高値を記録した。これは住宅景気が最大の好況を享受した2007年1月の7万8798件よりも多い。このような雰囲気は今月に入っていっそう高まり、1〜7日のソウル市のアパート取引件数は総2787件、一日平均398件に達した。このような傾向が続けば、3月一ヶ月間のソウルの住宅取引量は1万2000件に達すると推定される。

取引が増えて、停滞していた住宅価格の上昇勢も再び現れている。

国民銀行によると先月、全国のアパート価格は0.27%上昇し、1月の0.15%よりも上昇幅が大きくなった。 1年前の同じ月の0.19%と比べても、上昇勢はさらに拡大されたわけだ。国民銀行シニア不動産のパク・ウォンガプ専門委員は、「少なくとも住宅価格は落ちないだろうという期待感が広がり、一部の人気地域の場合はチョンセ価格と売買価格の両方が上がっている」と語った。
  • 毎日経_キム・テソン記者/イ・スンユン記者
  • 入力 2015-03-08 18:06:12




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