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西日本鉄道グループの「ソラリア西鉄ホテルソウル」、ソウルの明洞に進出


日本の西日本鉄道グループが運営する特1級ホテル、「ソラリア西鉄ホテルソウル」がソウル・明洞の真ん中に上陸する。

これまで日本系の無人ホテル「東横イン」や特2級「ドーミーインホテル」が韓国に進出してきたことはあるが、特1級ホテルがオープンするのは初めてだ。中国観光客が年間600万人訪れる時代を迎え、客室中心の営業を行うビジネスホテル市場は、ソウル市の明洞などの都心を中心にさらに大きくなるものと見て、日本系資本も目を付け始めたものと分析される。

観光業界によると11日、日本のソラリア西鉄ホテルは明洞にあるショッピングモール「Mプラザ」のうち、中・低層の商店街を除いた地上7〜22階をまるごと借りて、ビジネスホテルに改造する工事を行っている。ホテルは今年10月ごろオープンする計画だ。客室は総315室規模で、一日の宿泊費は20万ウォン台と予想され、観光客が泊まるビジネスホテルとしては中・高価圏に属する。

西鉄は、これまで日本国内でのみホテル事業を行ってきたが、ソウル市の明洞を海外出店1号店に定めた。最近、韓・日関係の悪化と円安の影響で日本の観光客が急減した状況でも、韓国進出を決めたという点が注目される。西鉄グループ側は、「ロッテと新世界など、韓国最高の百貨店本店と各種ショップやレストランが密集した明洞で、‘都心の中のリゾート’というデザインテーマでアプローチする」と明らかにした。

親会社の西日本鉄道グループは福岡に本社を置く、1908年に設立された107年の歴史がある会社だ。鉄道運送事業を主にしており、ホテル、不動産やテーマパーク、植物園など様々な事業を行っている。

日本ではソラリア西鉄ホテルのほか、西鉄グランド、ソラリアグランド、ソラリア西鉄銀座、西鉄インなど、さまざまなホテルを運営している。

これによって、明洞のビジネスホテル戦争はさらに激しくなると予想される。

明洞の最古参格の世宗ホテルは昨年、200億ウォンをかけて改造を行って特1級に昇格し、向かいの永楽教会側には11日、イビススタイルズ アンバサダーホテルソウル明洞(ibis Styles Ambassador Seoul Myeongdong hotel)が正式オープンした。

世宗ホテルのすぐ横にはロッテライフスタイルホテル明洞が12月にオープンする予定であり、乙支路(ウルチロ)の白病院裏の長橋洞(チャンギョドン)には、ロッテシティホテル明洞がやはり年末にオープンする予定だ。これに加え、ブランド知名度の低い小さいホテル群やゲストハウスまで音もなく増え続けており、競争がさらに激しくなるものと予想される。
  • 毎日経済 パク・インヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-11 18:27:31




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