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シン・ドンビン会長、ホテルロッテの理事に選任…グループ掌握力はより一層強固に


  • シン・ドンビン会長、ホテルロッテの理事に選任…グループ掌握力はより一層強固に
ロッテグループの後継構図に対する解釈が入り乱れるなかで、グループの持株会社格であるロッテホテルの理事に辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長(写真)が選任され、その背景に関心が集まっている。ホテルロッテは13日、辛会長が去る10日に社内理事に選任されたと公示した。これまでホテルロッテの理事陣を見ると、ロッテグループの辛格浩(シン・ギョクホ)総括会長、日本のロッテホールディングスの辛東主(シン・ドンジュ)もと副会長、ロッテショッピングの辛英子(シン・ヨンジャ)社長が名前をあげていたが、シン・ドンビン会長はホテルロッテの会長のみを務め、理事陣からは除外されていた。シン・ドンビン会長はこれに先立ち、先月末に釜山ロッテホテルの理事陣にも上がっており、グループの掌握力を拡大する様子だ。

釜山ロッテホテルのこれまでの理事陣は、シン・ギョクホ総括会長とシン・ドンジュもと副会長、シン・ヨンジャ社長の3人だった。ホテル事業部門内におけるシン・ドンビン会長の相次ぐ理事選任は、最近注目を集めていたロッテグループの後継構図と無関係ではないようだ。ホテルロッテは、ロッテグループの循環出資の輪の頂点にいる系列会社だ。さらに、釜山ロッテホテルは日本のロッテホールディングスが株式47%を保有しており、事実上は韓国ロッテと日本ロッテを連結する役割を果たしている。

シン・ドンビン会長の兄であるシン・ドンジュもと副会長は昨年末、△ロッテ、△ロッテ商事、△ロッテアイスの理事から解任されたことに続き、今年の1月に日本のロッテホールディングスの副会長からも解任された。

一方、シン・ドンビン会長はこれまで理事から除外されていたホテルロッテ、釜山ロッテホテルの理事に新しく選任されたことでホテル事業部門の経営参与が公式化され、グループの掌握力はより一層強固になったという分析が出ている。シン・ドンビン会長はロッテショッピングの社内理事職にも上がっており、流通とホテルというグループの二大核心事業を事実上、陣頭指揮をとることになったからだ。

ただし、この間にグループ系列会社の理事職から相次いで解任されたシン・ドンジュもと副会長は、ホテルロッテと釜山ロッテホテルの理事職は継続して維持するようすだ。ロッテグループはこれに対して、「規模が小さい系列会社は専門経営者に任せてチャンスを与え、規模の大きい系列会社は責任経営という次元から、シン会長が引き受けることにした原則に従ったもの」だとし、「ホテルロッテは韓国内ホテル業界1位と地位が高く、グローバルな事業拡大を行っており、シン会長が直接経営を取りまとめるべき状況」だと説明した。シン会長は昨年、ロッテリアやロッテアルミニウムなどの系列会社の理事を退き、最近ロッテ商事の理事職からも退いた。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者/オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-13 16:05:53




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