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牛乳3倍に増やした「ギリシャヨーグルト」が人気


ギリシャ式に作られたヨーグルトの「ギリシャヨーグルト(Greek Yogurt)」が乳製品市場の新しい強者になった。最近、消費者が家庭でもヨーグルトを作って食べるほど、市場が拡大している雰囲気に乗って、健康要素をさらに強調したギリシャヨーグルト製品が先を争って発売されている。

全体国土の70%が山岳地帯のギリシャでは、大規模な牧畜の代わりに山で小規模に行われる羊やヤギの飼育が多い。このため、家畜の母乳が重要な蛋白質の供給源として定着し、乾燥した地中海性気候のおかげで、チーズと一緒にヨーグルトの生産も盛んだ。ギリシャヨーグルトはギリシャで伝統的に飲用してきたヨーグルトで、一般的な製品より3倍ほど多いミルクを、濃縮・発酵させて作る。それだけ水分が多く除去されているため、クリームチーズのように硬く、滑らかなのが特徴だ。また、脂肪やカロリーは低く、タンパク質の含有量が高くなり、ダイエット効果もあることが分かった。

16日、乳​​製品業界によると、最近、ピングレ(Binggrae)と南陽乳業など、ヨーグルト業界の1~2位企業をはじめ、日東フーディス(日東Foodis)とロッテフード、プルムウォンダノン(Danone Pulmuone)などがギリシャヨーグルトを相次いで発売している。発酵乳の強者ピングレは、昨年末からギリシャヨーグルトの新製品「ヨープレイ・ヨッパ(yoplait yopa!)」を出した。ヨープレイより水分含有量を減らして、より濃くしたヨーグルトは、1等級の牛乳を増加させた製品だ。南陽乳業も最近、主力のヨーグルト製品「ブルガリス(Bulgaris)」をアップグレードして、「ブルガリスギリシャヨーグルト」を発売した。

日東フーディスとロッテフードパスツール(Lotte Food Pasteur)もピングレ・南陽乳業に先立ってギリシャヨーグルトを電撃発表し、市場の主導権争いに乗り出した。

韓国のギリシャヨーグルト市場規模は、2013年17億ウォン程度に過ぎなかったが、昨年末基準では66億ウォン程と、3倍以上急成長した。ギリシャヨーグルトが一般的なヨーグルトよりも牛乳の投入量が高いだけに、ギリシャヨーグルトブームは、牛乳の消費促進にも影響を与えると予想される。
  • 毎日経済 ソ・ジンウ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-16 17:27:05




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