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グッチとバーバリー、シャネルに続いて値下げを始める


  • グッチとバーバリー、シャネルに続いて値下げを始める
  • < 高級ブランドの値下げ >

シャネル発「海外ブランド値下げ競争」が始まった。

23日、流通業界によるとシャネルは先週、ウォン安を理由に韓国内百貨店の販売価格を20%引き下げて販売が急増するやいなや、競争相手の免税店も一斉に「為替レート補償セール」に入った。また、グッチとバーバリーはブランド独自の行事として、「国内すべての免税店で、顧客のだれでもが既存のプロモーションに5%追加割引」を与えることにした。

ロッテ免税店と新羅免税店は来月30日まで、為替レートの補償セールを進める。割引幅は5~15%で、 ETRO (エトロ)、BALLY (バリ)、GIVENCHY (ジバンシー)、ロエベ(LOEWE)、バレンシアガ(BALENCIAGA)などのファッション高級ブランドと、ブライトリング(BREITLING)、ゼニス(ZENITH)、セイコーなどの時計ブランドが多く含まれた。

ロッテ免税店の場合は140以上のブランドが、新羅免税店は120のブランドが、今回の為替レート補償セールに参与することにした。新羅免税店の関係者は、「免税店は主に米ドルで価格を設定するが、ウォン安で自動的に価格が上がる現象が現れ、為替差益補償セールに乗り出した」と説明した。

免税店セールには参与していないが、グッチとバーバリーは独自に5%追加割引に乗り出した。特にグッチの場合はシャネルと同様に、免税店VIPの顧客にも一切の割引を提供しない「ノーセールブランド」であり、かなり異例の措置として受けとめられる。

他の優秀顧客セールなどとは別に進行する。例えば2078ドルの「バーバリー ケンジントンミッドトレンチコート」の場合、5%の為替補償割引とVIPメンバーシップ割引10%をあわせて受ければ1766ドルで買うことができる。23日、「1ドル=1114ウォン」の為替レートを適用すると、約35万ウォン割引されるわけだ。これは今年に入ってウォンが最も高かった1月の、「1ドル=1077ウォン」と比較しても5万ウォン以上安い。もともと1044ドルで販売される「グッチ ディスコバック」は5%割引で、991ドルに下って行った。

鼻っ柱の強かった名品ブランドの値下げ名分は、表面上は「為替レート」だが、不況による販売不振が本当の理由だという分析も出ている。既にグローバルなレベルでも、不況による売上げの減少に悩んでいた名品ブランドは、これまでになかった低価格型の小モノ製品を発売し、間接的な値下げを断行している状況だ。

シャネルの場合、今回の値下げによって平日にも行列ができるほど、百貨店の売り場がごった返している。

先週末、結婚贈答品の準備のために店舗を訪問した30代の会社員は、「値下げの対象とされたいくつかの製品の場合、製品そのものが品切れになった」とし、「6月まで品が追加で入ってくるか分からないという回答を受けた」と語った。

これによって、他の高級ブランドも免税店に続き、百貨店でも一部セールに乗り出す可能性が提起される。ある流通業界の関係者は、「高級ブランドが先週から、シャネルの販売動向に神経をとがらせている」とし、「長期不況に苦しんでいる名品ブランドが、プライドは守りながらも部分セールに乗り出す名分を探している雰囲気だ」とした。
  • 毎日経済_パク・イネ記者/チョ・ソンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-23 17:55:06




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