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1人世帯が増えて…ファミリーレストランは消え、韓国料理ブッフェに行列


  • 1人世帯が増えて…ファミリーレストランは消え、韓国料理ブッフェに行列
#1。ソウルの南営洞(ナミョンドン)駅近くにあったファミリーレストラン「アウトバックステーキハウス」は、今年の初めに店をたたんだ。アウトバックの象徴とも同様の家の形の外装・内装はそのままだが、ここには現在「リース問い合わせ」を知らせる垂れ幕だけがかかっている。

#2。一方、昨年末にオープンしたソウル市汝矣島の韓国料理ビュッフェ「オルバン」は、夕方のオープン時刻の午後5時にぴったり合わせて訪ねて行っても、30~40分を並ぶことは覚悟しなければならない。

1990年代に華やかに誕生したファミリーレストランはしだいに縮小し、その場所にウェルビーンと多様なメニューで武装した韓国料理ビュッフェが続々と入っている。1992年に国内で初めて登場したファミリーレストランは、週末には家族全員が訪れる外食1番地だった。2000年代半ばまで最盛期を享受した。しかし、人気は徐々に下火になって、特に昨年からは店舗数を減らすか、または完全に事業から手を引くところが増え始めた。2002年に店舗数1位に上がったアウトバックステーキハウスは、昨年まで109店だった店舗のうち、30%を超える34店を今年1月の一か月で順次整理した。現在の店舗数は合計80店となった。

「TGIフライデー」も店舗数は2年ぶりに45店から38店に減少した。「ベニガンズ」は同じ期間に23ヶ所から8ヶ所に縮小した。サンアトフード(Sun At Food)が運営していた「トニーロマス」は昨年末、光化門店が店をたたんで韓国事業の終了を宣言した。「マルシェ」と「シズラー」はすでに2013年に韓国から退いた。

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  • < 沈むファミリーレストラン vs 浮かぶ韓国料理ビュッフェ >

ファミリーレストランが没落した理由はさまざまだ。2000年代半ばまでに企業間の競争が激しくなり、店舗数は増えたがメニューの差別化に失敗した。特に最近は、不況で外食需要が減少したことにもかかわらず、メニューの価格は下がらなかった。4人家族で10万ウォン以上は軽く出ていき、他のレストランよりも価格競争力が低かった。また、1人世帯が増えてファミリーレストランの崩壊をもたらした。昨年からファミリーレストランも中小企業適合業種に含まれて、出店の足首をつかまれた。

代わりに浮上し始めたものが韓国料理ビュッフェだ。2013年にCJフードビルが初めて出した「季節の食卓」は、安い価格にウェルビーン式家庭料理をビュッフェ形式で食べることができるという事実がうわさに乗って大きな人気を集め始めた。イーランドパークと新世界フードも昨年相次いで「チャヨンピョルゴク(自然別曲)」と「オルバン」をそれぞれ発足させ、外食業界の新興強者として急浮上した。自然別曲は発足1年もたたずに店舗は30店に迫り、季節の食卓は今年の末までに店舗を大幅に増やす計画だ。

ロッテリアとアワーホームなども、韓国料理ビュッフェへの進出を準備中だ。

韓国料理ビュッフェの人気にホテルやレストランも変わっている。シェラトンウォーカーヒルはバイキングレストラン「ザ・ビュッフェ」を登場させて韓国宮廷料理を大幅に強化し、グランドヒルトン ソウルはカンジャンケジャン、スサム(朝鮮人参)、トドク(つる人参)、トラジ焼きなどの韓食メニューを追加した。
  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者/パク・イネ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-23 17:34:32




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