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サムスンの野心作「GALAXY S6」、新興市場で先行公開


  • サムスンの野心作「GALAXY S6」、新興市場で先行公開
  • < 24日、顧客が「ギャラクシーS6」と「ギャラクシーS6エッジ」を試している >

サムスン電子はインドとチリでギャラクシー(GALAXY)S6の公開イベントを行い、グローバル6000万台の販売に向けた第一歩を踏み出した。

サムスンが最大の野心作スマートフォンを、韓国や米国・欧州などの主要市場ではなく、新興市場で先に公開したことは異例のことだ。これは成長可能性が大きい西南アジアと中南米の主要拠点国で、アップル(Apple)やシャオミ(小米科技)が影響力を拡大する前に、これらの市場を先取りするという戦略と解釈される。すでに証券業界では、ギャラクシーS6ファミリーのグローバル販売台数を5000万台から、多ければ6000万台までに予測値を出している。

サムスン電子は23日(現地時間)、インドのデリーとチリのサンティアゴで、ギャラクシーS6とギャラクシーS6エッジの発表イベントを開催した。去る1日、スペイン・バルセロナで開催された「MWC 2015」で公開した後、製品が初めて紹介される場だ。インドとチリは来月10日の、1次発売国の20カ国にも含まれており、スマートフォンの普及率が最も早く増えているところだ。サムスン電子はこの日、インドでは300人余り、チリでは150人余りのメディアと取引先の関係者らが参加し、サムスンの新しい戦略フォンに対する関心を示したと明らかにした。インドは情報通信(IT)の人的資源が豊富な国で、この地域の研究人材もギャラクシーS6の開発に参加したが、米国所在のサムスン電子シンクタンクチーム(TTT)を指揮するインド出身のプラナブ・ミストリー常務が直接この日、インドでの発表者として乗り出した。サムスン電子はインドとチリのイベントを皮切りに、ギャラクシーS6の発売を控えて24日からドバイ、ロシア、シンガポールとワールドツアーを続けていく計画だ。

韓国では23日、移動通信3社を通じてギャラクシーS6体験ゾーンが同時に設けられた。メーカーと移動通信社が協力し、製品を正式発表前から十分に体験できるようにしようという趣旨だ。これらにサムスン電子製品だけを扱う直営店まで加えて、韓国内市場では全1400店舗でS6体験コーナーが設けられた。サムスンが同時に、このような大規模体験マーケティングを実施するのは初めてだ。

通信業界の関係者は、「LGが先月発売した戦略フォンのGフレックス2は、デザインの流出を避けて発売前はケースをかぶせたままで、性能だけを公開したが、サムスンはギャラクシーS6に死活をかけているだけに、積極的に性能とデザインを事前に公開して消費者から評価を得ている」と明らかにした。

SKテレコム体験ゾーンの関係者は、「消費者がギャラクシーS6発売スケジュールに先立って、製品専用カバーと補助バッテリーなどのアクセサリーも先に購入できるのかと尋ねる」とし、「事前予約ブームも熱くなるようだ」と語った。SKテレコム体験ゾーンでギャラクシーS6に触れた大学生のソ・ジニョンさん(23)は、「ワイヤレス充電機能を直接体験し、購入したいという気が大きくなった」と語った。

LGユープラス体験ゾーンの関係者も、「小型で薄型のデザインと高級感のある色に、女性顧客の反応が良い方」だとし、「既存のサムスン製品と確実に違う評価が聞こえてきている」とした。
  • 毎日経済_キム・デヨン記者/イ・ギョンジン記者 / 写真=キム・ジェフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-24 17:24:57




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