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数字経済 > 企業 > もっちりした韓国型ピザ、全世界のピザハットに逆輸出
韓国で開発された「韓国型ピザ」が、全世界のピザハットに逆輸出されている。25日、韓国ピザハットによると、韓国支社が独自開発したコシのある味の「チャルドウ(ピザを作るために使う生地)」に対して、今年初めに米国ピザハット本社が「グローバルドウ」と命名し、世界各国のオフィスへ積極的に使用することを勧告したことが明らかになった。
1年余りの間研究した末に開発されたチャルドウは、すでに2013年から中国とシンガポール、オーストラリアなどに輸出され、ピザの材料として使用されてきた。今回の措置で、韓国型ピザが全世界のピザハット店で販売されるきっかけが整えられたわけだ。
韓国ピザハットの新製品開発チームは、韓国の顧客が外国に比べてより歯ごたえを重視するという点に着目し、チャルドウの開発を開始した。顧客がピザの端に残るパンを残してしまうケースが多いが、このような現象は特に韓国でひどかった。これを克服するためにピザドウ本来の味を改善するよりも、枠の部分にチーズ、さつまいも、ジャガイモなどを追加して入れる方法を主に使用した。
しかし、韓国ピザハットのR&Dチームはドウだけで勝負をかけてみようと挑戦状を出した。
一日に50~70枚ずつピザを作って試食してみて、根気よく粘り強くてさらにもっちりとした食感を研究した。この1年余りの間に試したピザだけで1万5000枚に達する。
ホン・デグァン韓国ピザハット常務は、「チャルドウという名称が韓国ピザハットで最初に開発したドウであることを認められ、世界的な公式名称でとして採択された」と説明した。