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シャネルも下げるのに…ティファニー強気の値上げ

「ドル高影響」らしいが、ブライダルシーズンの特需を狙ったのでは 

  • シャネルも下げるのに…ティファニー強気の値上げ
米国の高級ジュエリーブランドのティファニー(Tiffany&Co)は、今月から一部製品の価格を3~10%引き上げる。

新世界江南店、ロッテ本店などの主要なデパート、ティファニー店舗の関係者によると、ティファニーは4月1日付で、一部のダイヤモンド製品の価格を引き上げる方針だ。先月31日、ティファニー店舗の関係者は「本社の価格政策に基づいて、4月から一部製品の価格を引き上げる」とし「31日夕方までに、全支店で引上げ品目と引き上げ幅を共有する予定」と述べた。

ただし、ティファニーでカップリングとして最も人気のあるミルグレインバンドリング(milgrain band ring)は、値上げ品目に含まれていないことが分かった。ティファニーの主要店舗は、今年3月に店舗を訪問した顧客に値上げのニュースを知らせ、すぐに購入することを奨励していた。

今回のティファニーの値上げは、シャネル、タグ・ホイヤーなどの主要ブランド各社が価格を下げた中で行われた決定であることから、注目を受けている。一部ではティファニーの価格上昇の背景として、米ドル高を理由に挙げるたりもした。昨年1月、1077.50ウォンまで下落したウォン・ドル為替レートは、先月16日に1131ウォンまで上がるなど、継続的な上昇を見せている。

したがって、シャネルなど、ヨーロッパに拠点を置くブランドがユーロ下落の影響で価格割引方針を定めたことに、ティファニーが参加する理由はないという分析だ。

しかし、マークジェイコブスやトリーバーチ、アレキサンダーワンなど、ティファニーを除く米国の主要な高級ブランドが値上げする予定のない状態で、ティファニーだけが自信ありげに価格を上げるのは、ブライダルシーズンを控えての特需を狙って、収入を最大化するための「仕掛け」ではないかという指摘もある。実際、ティファニーは昨年4月にもダイヤモンドを含め、ほとんどの製品の価格を5~15%上げたことがある。先月には、ブルガリもやはり、ブライダルシーズンを控えて6か月ぶりにバンドリングなどの主要品目の価格を5%ほど引き上げて注目を受けた。
  • 毎日経済 イ・セボム記者 / チョ・ソンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-31 22:28:32




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