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チェ・ギョンファン「来年、予算の構造調整…高強度の財政改革」を宣言


  • チェ・ギョンファン「来年、予算の構造調整…高強度の財政改革」を宣言
  • < 管理財政収支の赤字幅が急増 >

崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副総理兼企画財政部長官は、「ゼロベース予算方式と補助金日没制(時限制)を厳格に適用して、成果が不十分だったり慣行化した予算事業を、果敢に廃止したり大幅に削減するなどの構造調整を行う」と語った。

李完九(イ・ワング)国務総理も、「国民の税金をこのまま放っておかない」とし、「徹底して、正しく使われるかを確認する」と明らかにした。政府の財政赤字幅が雪だるまのように拡大し、国の財政に危機警告灯が点灯するやいなや、総理と副総理が同時に乗り出して高強度の財政改革を宣言した。

チェ・ギョンファン経済副総理は1日、政府ソウル庁舎で開かれた財政政策諮問会議の民間委員懇談会で、「来年の予算案の編成過程で、財政当局は財政配分の合理性、財政支出の非効率の遮断、財政運用の信頼性強化という3つの軸を中心に、強度の高い財政改革を推進する」と述べた。政府のこのような方針は、2012年以降本格化した税収不足を打開するために、国の財政を全面改編する案を推進することにしたことによる後続措置とみられる。政府は最近、相次いで税金不足を打開するために、国家財政の編成原則をこれまでの使う金を事前に決めてこれに税収を合わせた「量出制入」の原則から、税収を計算してこれに支出を合わせる「量入制出」に変更するとした。これにより、これまでの政権時に支援の多かった海外資源の開発事業と、長期的に継続して支援されてきた研究開発(R&D)事業、各部処(省庁)が政府予算で推進した雇用事業のための予算が大幅に削減されると予想される。

チェ副総理はこの日、「申告褒賞金制、新規事業の適格性審査制、不正受給時の事業参与永久禁止の導入などにより、補助金の不正・不適正な受給を根絶し、600の類似・重複事業の統廃合を早期に完了するつもり」だと強調した。

イ・ワング総理もこの日、政府ソウル庁舎で就任後に初めて主宰した国家政策調整会議で、「福祉財政の効率化推進方策」を議論して、「政府は、いまある金でもつつましく使うための努力を優先することが、納税者である国民に対する道理」だとし、中央・地方がともに福祉財政の効率化に乗り出すこように指示した。

今年の福祉予算(116兆ウォン)は国全体の予算に占める割合が30%を超えたにもかかわらず、現場での重複・不正受給で国の資金がだらだらと漏れるという批判が多かったからだ。

これに対し、政府は部処別に重点的に点検して福祉事業を選定し、集中的に調査を行う一方で、類似・重複事業の48種を統廃合することにした。これにより、総3兆ウォン規模の中央・地方財政を節約するという腹案だ。

イ総理とチェ副総理は、財政改革を通じて設けた財源を、国政課題の成果可視化と福祉・雇用プログラムの拡充など、民生の安定に再投資するという方針も明らかにした。
  • 毎日経済_チョ・シヨン記者/キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-01 18:11:58




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