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数字経済 > マーケット > 大ヒット「Girl’s Dayヘリ弁当」…3週間で50万個販売
< セブンイレブンのヘリ弁当 >
芸能人弁当全盛時代…GS25「キム・ヘジャ弁当」が出発点
「キム・ヘジャ弁当」に続き、「ヘリ弁当」まで芸能人の名前と顔を前に打ち出したコンビニ弁当がヒットを続けている。
2日、セブンイレブンによるとガールズグループGirl’s Day(ガールズデイ)のヘリをモデルにした「ヘリ弁当」は発売3週間で販売量50万個を突破した。
先月12日に発売された「ヘリ7種のおかず弁当」(3900ウォン)と「ヘリ直火牛肉丼」(4200ウォン)がそれぞれ発売当日から一貫して弁当販売順位1位と2位を守っている。
「7種のおかず弁当」は鶏もも肉、ソーセージ、卵焼きなど7種のおかずで構成されており、「直火牛肉丼」は国産牛肉を薄く切ってカルビ味のタレにつけた弁当だ。
一気に弁当ランキングをさらったヘリ弁当は発売後、現在まで約3週間で総51万個が売られた。一日平均2万7千個が売られていることになる。
これは既存弁当1位商品の発売初期3週間の販売量の7倍を超え、現在までセブンイレブンから登場した弁当の中で最高の実績だ。
ヘリ弁当の人気に押されて、この期間セブンイレブン全体の弁当販売量が昨年の同じ期間よりも78%増加し、歴代最大売上高伸長率を記録した。
盛りだくさんで満腹感を得られる弁当を標榜した点が功を奏したとセブンイレブン側は分析した。セブンイレブンのファン・ウヨンフードチーム長は「既存のコンビニ弁当が多少足りないと感じる男性が量とおかずの数を大幅強化したヘリ弁当を求める」と話した。
TV芸能プログラムにてヘリが見せた「健康でよく食べるイメージ」を弁当に盛り込もうという戦略で打ち出した商品だというのがコンビニ側の説明だ。
ヘリは新商品弁当の味を見て意見を伝えるなど、本人の名前が掲げられた弁当開発の過程に直接参加したりもした。
予想を超える人気にセブンイレブンは素早く後続商品を打ち出した。肉のおかずを特化させた「ヘリ ハンバーグ&チキンカツ弁当」(4000ウォン)と「ヘリ カンプンギ&ソーセージ弁当」(3900ウォン)を先月26日に発売し、ヘリ弁当の品揃え強化に立ち上がった。
芸能人を掲げて成功したコンビニ弁当の代表格はGS25の「キム・ヘジャ弁当」シリーズだ。
2009年の発売以降、昨年まで6年間の累積販売量は4千600万個を突破した。GS25では現在、女優キム・ヘジャを打ち出した弁当全14種を販売している。
キム・ヘジャは製造業者を訪問して直接味を見て自身のイメージと合う商品であることを確認し、本人の名前と写真の使用を許可したという。
特に、2013年12月に発売した「キム・ヘジャご馳走弁当」(3500ウォン)は昨年だけで220万個が売られて、単一商品販売新記録を立てた。
弁当にはチキンから揚げ、豚肉プルコギ、錦糸卵、炒めたキムチ、きのこ炒め、ほうれん草など8つのおかずが入っている。価格に比べて構成が豊かだという口コミによってSNSで話題を集め、「マザー・ヘレサ」「ゴッドヘジャ」「ヘジャフード」などの新造語が誕生したりもした。
このため、ご馳走弁当はコンビニ弁当に対する消費者の認識を肯定的に変えた代表的な商品に挙げられている。
昨年、ご馳走弁当がヒットしたことで「豚肉辛炒め(チェユクポックン)弁当」、「6つのおかず弁当」など別のキム・ヘジャ弁当の販売も一緒に伸びた。6年間全体でキム・ヘジャシリーズの販売量の約30%である1300万個が昨年一年間で売られた。