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米国財務省、韓国の外国為替市場介入を指摘


米財務部は9日(現地時間)、議会に提出した半期為替レート報告書で、韓国は大規模に外国為替市場に介入していると主張した。

米財務部のおなじみの批判対象だった中国に対して、「外国為替市場への介入の度合いが低くなったことに注目している」と明らかにしたこととは対照的だ。米財務部はこの日の報告書で、「韓国政府はウォン高を防ぐために昨年の夏、大規模な為替介入を行ったものと推定される」とし、「同年8~11月には介入は減ったが、同じ年の12月と今年の1月に再び介入を拡大した」と指摘した。米財務部は続けて、「外国為替市場介入の問題と関連し、韓国と協議を行ってきた」とし、「われわれは韓国当局側に、外国為替市場への介入は市場が無秩序になる例外的な状況に限定されなければならず、追加のウォン高は許容されなければならないという点を明らかにした」と説明した。

ただし為替操作国の指定はなかった。

韓国の外国為替当局の関係者は、「政府の市場介入は、過度の変動性を減らすために微調整を行うレベル」だとし、「意図的に特定レベルの為替レートを維持するための市場介入は行わない」と強調した。

米財務部はこの日の報告書で、独・中国・日本・韓国などを名指しして、「経常収支の黒字が多い国は、財政政策と金融政策、構造改革などが調和をなす政策を駆使しなければならない」と勧告した。一方、米財務部は「独・中国・韓国は、原油価格の下落で今年は大きな利益をもたらすだろう」とし、韓国経済の恩恵規模を350億ドルと推定した。
  • 毎日経済_ワシントン=イ・ジヌ特派員/世宗=チェ・スンジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-10 15:54:58




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