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ムーディース、韓国の信用格付けを上方修正


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国際格付け会社のムーディーズは10日、韓国の信用格付け見通しを「安定的(stable)」から「肯定的(positive)」に上方修正した。信用格付けはこれまでのAa3を維持した。Aa3は投資適格等級のうちで4番目に高い評価だ。

ムーディーズは格付け見通しを上向けにした理由ついて、政府の公共機関発行の債券管理の改善とグローバル市場の激変に対する脆弱性の縮小、財政緊縮に対する良好な成果を提示した。ムーディーズはまた、最近は一連の政策で公企業の業務効率が高まったうえに、非金融系公企業の負債負担が減ったと診断した。これは該当する各公企業の公的役割と負債が、政府の貸借対照表上で大規模な偶発債務に転換されうるという点で重要だとムーディーズは強調した。

ムーディーズは、マクロ健全性の規制措置やリスク管理の改善などが、2008年の金融危機以降、国内の脆弱性として指摘された企業と銀行部門の対外借入への依存度を減らすところに効果的だったと説明した。

ムーディーズは2012年8月、韓国の信用格付けにAa3を与えた後、今までずっとこれを維持しており、評価の展望は「安定的」としてきた。

別の格付け会社であるフィッチ・レーティングスは、韓国の国家信用格付けをAA-に、等級の展望は「安定」を維持しており、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、評価はA+で評価展望は「肯定的」としている。こうした中で、韓国の株式市場では強い上昇勢が繰り広げられた。コスピは2090線に迫り、コスダック指数は7取引日目を上昇して680線を突破した。

コスピは10日、前日よりも28.89ポイント(1.40%)上がった2087.76で取引を終えた。この日の指数は終値基準で、2011年8月2日(2121.27)以来3年8ヶ月ぶりに最も高い水準だ。

2058.87から場を始めたコスピは、場の開始とともに2070線はもちろん、いっきに2080線を超えた。

グローバルな流動性の拡大に支えられた外国人投資家がこの日、有価証券市場で2800億ウォン以上を買い入れて、指数の上昇をリードした。市場ではコスピが2100線を突破し、2012年以降続いてきたボックス圏(1800~2100)相場を離れるだろうという期待感が高まっている。

コスダックも7取引日目の上昇ラリーを繰り広げ、前日より5.06ポイント(0.75%)上がった682.02まで上昇した。指数が680線を超えたのは2008年1月以来、7年3ヶ月ぶりだ。
  • 毎日経済_チョン・ビョンドゥク記者/キム・ドクシク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-10 15:50:55




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