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ハンセム、毎年の30％近い売上成長を支える「シンプルコード」
ソウル外郭循環高速道路と西海岸高速道路が交差する、京畿道・始興（シフン）市のチョナム高速道路ジャンクション（JC）付近に位置する、ハンセム（HANSSEM）社の秀岩（スアム）物流センター。記者が朝6時頃に現場に行ってみると、1トントラック数十台が長さ160メートルの物流センターに沿って並び、製品出荷のために待機していた。午前4時30分から始まった物流作業は、午前7時になってようやく完了した。
アン・フングク製造部門専務は、「毎日、物流センターから首都圏に出ていくキッチンや作り付け家具などの物量は、1トントラックで250台にのぼる」とし、「午後には地方からの注文のために、18トン積みなど大型トラックが50台あまり、1トントラックで約200台に相当する品が出荷される」と説明した。
ハンセムはここ3年間、毎年30％に近い売上成長を続けながら、物流戦争もともに戦っている。一ヶ月の間に全国で売れるキッチン家具は1万~1万2000個、作り付け家具は1万5000個に上る。
アン専務は、「現場で直接組み立てなければならないキッチン家具や作り付け家具の特性上、早い日時に正確な部品を提供できなければ、顧客の不満がたまって売れなくなる」と強調した。
ハンセムは昨年12月から、自社の代表製品であるキッチン・作り付け家具などの台所事業部門の物流を担当する「秀岩物流センター」を本格的に稼働した。
3階建ての建物の総面積は1万6528平方メートルで、国内の家具メーカーのうち規模の面で最大を誇る。出荷スタッフ100人あまりはサッカー場（7140平方メートル）ほどの物流センター1階（7074平方メートル）で、小型電動車に乗って走り回り、顧客が注文した製品に合わせて一つ一つ、付属品を選んでセットを構成すると翌日配送が行われる方式だ。最近では注文量が増え、午後8時まで残業をするケースが日常茶飯事だ。
このように、ハンセムが急増する顧客注文に合わせて量をこなすことができるのは、昨年初めに新しく導入した配送コードの「シンプルコード」のおかげだ。
付属品を識別するためのシンプルコードは、従来の10桁に近い製品コード番号を4桁に圧縮したもので、例えばキッチン家具の胴体は「K27」などの方式だ。
アルファベットは付属品の分類を意味し、ドア類はD、収納胴はEなどA~Sがあり、数字は出庫が多くなる順に1番から割り当てられる。新製品が出て新しい付属品が生じた場合には、最後の番号の次の番号が割り当てられる。コード番号が10桁だった時は5000種に達する付属品のうちから、キッチン家具は120~150個、収納家具は70~80個を見つけてセットを構成しなければならず、数年間熟練した出荷スタッフでも、1つのセットを構成するために60~70分かかった。出庫スタッフ一人を熟達させるにも1年がかかりで、生産性が低下した。
イム・チェフン キッチン物流チーム長は、「シンプルコードの導入で、セット構成時間は半分に減って30~40分に短縮されたし、配送エラーなどの事故率は10分の1に大幅に低下した」とし、「今は新入りの出庫スタッフも、ひと月だけ教育すれば熟練して作業できる」と語った。
配送車両の確保と車両積載時間を短縮するための様々なアイデアも、現場ですぐに採用した。
朝に配送車両が一度に押し寄せて、センター内でボトルネックが発生することを防ぐために、配送地域を考慮して10分単位で車を15~20台ずつまとめて積載スケジュールを作った。
また、物流センターの近くで確保できる配送車両が300台に限定されて、増車が難しいとなるやいなや、小さなアパートやワンルームに入るサイズの小さい家具製品は、2セットを一台に同時に載せて発送している。
イム チーム長は「出荷計画を組むときにセットの体積と到着地までの距離を考慮して、工場出荷プログラムで自動的に複数のセットを組むか、担当者が追加することもある」とし、「このように、出ていく車両だけでも一日に60~70台で、車両全体のうちで25％ほど新車を確保する効果を得た」と語った。
続けてイム チーム長は、「重いものを代わりに移動させて、出庫スタッフの作業を助ける物流自動運搬装置を2~3カ月以内に導入するなど、物流と生産性を高めるための努力を継続する」と語った。
ハンセム、毎年の30％近い売上成長を支える「シンプルコード」
< キッチン・収納家具を全国に供給するため朝早くから250代以上の配送車両がハンセム秀岩物流センターに待機している >
アン・フングク製造部門専務は、「毎日、物流センターから首都圏に出ていくキッチンや作り付け家具などの物量は、1トントラックで250台にのぼる」とし、「午後には地方からの注文のために、18トン積みなど大型トラックが50台あまり、1トントラックで約200台に相当する品が出荷される」と説明した。
ハンセムはここ3年間、毎年30％に近い売上成長を続けながら、物流戦争もともに戦っている。一ヶ月の間に全国で売れるキッチン家具は1万~1万2000個、作り付け家具は1万5000個に上る。
アン専務は、「現場で直接組み立てなければならないキッチン家具や作り付け家具の特性上、早い日時に正確な部品を提供できなければ、顧客の不満がたまって売れなくなる」と強調した。
ハンセムは昨年12月から、自社の代表製品であるキッチン・作り付け家具などの台所事業部門の物流を担当する「秀岩物流センター」を本格的に稼働した。
3階建ての建物の総面積は1万6528平方メートルで、国内の家具メーカーのうち規模の面で最大を誇る。出荷スタッフ100人あまりはサッカー場（7140平方メートル）ほどの物流センター1階（7074平方メートル）で、小型電動車に乗って走り回り、顧客が注文した製品に合わせて一つ一つ、付属品を選んでセットを構成すると翌日配送が行われる方式だ。最近では注文量が増え、午後8時まで残業をするケースが日常茶飯事だ。
このように、ハンセムが急増する顧客注文に合わせて量をこなすことができるのは、昨年初めに新しく導入した配送コードの「シンプルコード」のおかげだ。
付属品を識別するためのシンプルコードは、従来の10桁に近い製品コード番号を4桁に圧縮したもので、例えばキッチン家具の胴体は「K27」などの方式だ。
< 上昇するハンセムの売上高 >
イム・チェフン キッチン物流チーム長は、「シンプルコードの導入で、セット構成時間は半分に減って30~40分に短縮されたし、配送エラーなどの事故率は10分の1に大幅に低下した」とし、「今は新入りの出庫スタッフも、ひと月だけ教育すれば熟練して作業できる」と語った。
配送車両の確保と車両積載時間を短縮するための様々なアイデアも、現場ですぐに採用した。
朝に配送車両が一度に押し寄せて、センター内でボトルネックが発生することを防ぐために、配送地域を考慮して10分単位で車を15~20台ずつまとめて積載スケジュールを作った。
また、物流センターの近くで確保できる配送車両が300台に限定されて、増車が難しいとなるやいなや、小さなアパートやワンルームに入るサイズの小さい家具製品は、2セットを一台に同時に載せて発送している。
イム チーム長は「出荷計画を組むときにセットの体積と到着地までの距離を考慮して、工場出荷プログラムで自動的に複数のセットを組むか、担当者が追加することもある」とし、「このように、出ていく車両だけでも一日に60~70台で、車両全体のうちで25％ほど新車を確保する効果を得た」と語った。
続けてイム チーム長は、「重いものを代わりに移動させて、出庫スタッフの作業を助ける物流自動運搬装置を2~3カ月以内に導入するなど、物流と生産性を高めるための努力を継続する」と語った。
- 毎日経済_アン・ビョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-05-03 17:35:52
