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LG化学、米国産業用ESS市場を大幅強化


LG化学は北米市場で商業用ESS(エネルギー貯蔵装置)事業を大幅に強化する。電気自動車用バッテリー市場で世界1位の技術競争力をもとに、グローバルなESS市場でも新しいキャッシュカウ事業を作るという戦略の一環だ。

LG化学は3日、米国の電力製品の流通企業のGexpro社、電力変換装置(PCS)企業のIdeal Power社、エネルギー管理システム(EMS)企業のGeli社など、3社と商業用ESS協力に関する覚書(MOU)を同時に締結したと明らかにした。

今回の提携で、LG化学は米国全土に80以上の流通網を有するGexproのネットワークを活用し、北米市場で新規顧客の獲得に乗り出す予定だ。 LG化学はまず、Gexproが開発している45キロワット時級商業用ESSにバッテリーを供給する予定であり、このESS製品は早ければ6月から、米国内の学校・病院・ガソリンスタンド・オフィスビルなどの商業ビルに供給されるものと見られる。

米国コネチカット州シェルトンに本社を置くGexproはGE社の流通法人だったが、現在は従業員1100人を抱える、電力製品の流通企業だ。LG化学のクォン・ヨンス電池事業本部長(社長)は、「米国最大の電力会社や流通企業と構築してきた戦略的協力関係と販売ネットワークを活用して、北米地域での大規模な追加受注にも本格的に乗り出す予定であり、今回の提携に基づいて、グローバルなESS市場でも確実に1位企業として跳躍する」という目標を提示した。

北米のESS市場は最近、州政府レベルの積極的な支援の下で、民間発電などの電力供給市場から、家庭用・商業用などの電力需要市場にまで範囲を拡大している。現地の調査機関によると、北米の商業用ESS市場は今年の65メガワット時から、2020年には1ギガワット時に急成長すると予想される。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-03 18:30:00




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