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LG電子、テレマティックス世界市場で3年連続1位


  • LG電子、テレマティックス世界市場で3年連続1位
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LG電子は自律走行車の核心部品である「テレマティクス(Telematics)」分野で、3年連続で世界市場シェア1位を記録したことが分かった。テレマティクスは一種の通信技術を盛り込んだ製品で、車両内に設置して、車と外部とのコミュニケーションを可能にする。例えば車両の位置追跡、リモート車両診断、交通情報などを提供し、4G LTE(第4世代ロングタームエボリューション)プラットフォームの場合は車両でのインターネット利用が可能になり、未来のコネクテッド・カーの核心部品として脚光を浴びている。

LG電子は最近公開した第1四半期の報告書を通じて、自動車部品(VC)事業本部の競争上の優位性として「テレマティクス」を挙げ、市場調査機関のSAを引用して、2013年と2014年のテレマティクス世界市場でのシェアがそれぞれ30.1%と30.3%に達したとした。このようなシェアは世界1位を意味する。

VC事業本部が2013年7月に発足して以来、テレマティクス市場での占有率を公開したのは今回が初めてだ。 2014年の2位と3位はそれぞれ米ハーマン(シェア15%)と日本のデンソー(シェア10%)が占めた。今年の第1四半期のグローバルテレマティクス市場でLG電子のシェアは26.2%と推定されたが、この勢いなら今年も1位の座を守る見通しだ。

LG電子VC事業本部がテレマティクス分野をリードする背景は、既存の携帯電話(MC)事業本部の通信技術の力量を基盤にして、車両用LTE技術を先制的に開発したことだと分析される。これにより、LG電子は自動車部品業界で最初に、既存の3Gや2Gではなく、LTEベースのテレマティクスを供給することに成功した。米ゼネラル・モーターズ(GM)がLG電子の4G LTEテレマティクス部品の供給を受ける自動車メーカーのひとつだと伝えられた。 LG電子の関係者は、「車両内の通信需要の増加とIT機器の使用拡大により、車両用テレマティクス市場は高成長が予想される」とし、「LG電子はこれまでの携帯電話事業で築いた技術力を土台に、テレマティクス技術をリードする」と語った。
  • 毎日経済_ユン・ウォンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-18 17:21:52




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