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輸出企業「ウォン・円為替レートのマジノ線は924ウォン」


船舶用エンジン部品を作って日本に輸出している全羅北道のある中小企業は「日本の造船会社が最近、自国の企業に取引先を乗り換えている」とし「1キログラム当たり2ドルで価格を反映したが、今は1.3ドルまで価格を下げることを要求している」と難しさを訴えた。写真用の化学製品を作って輸出している光州に位置する中小企業も「円安により、日本では取引先を維持するためにマージンなしで製品を売らなければならない状況」とし「輸出量が前年比20%減少し、やむを得ず価格を5%程度引き下げることにした」と雰囲気を伝えた。

ウォン・円の為替レートが韓国企業が耐えることのできるレベルを越えており、日本企業の低価格攻勢が強化され、輸出企業の被害が大きく増えていることが分かった。 26日、大韓商工会議所が輸出企業300社を対象にアンケート調査した結果、回答企業の半数以上(56%)が「円安のために深刻な被害を被っている」と答えた。

また、韓国企業が耐え抜くことができると答えたウォン・円の為替レートのマジノ線は、100円当たり924ウォンと調査され、先月のウォン・円為替レート(908ウォン)とかなりの差を示した。業種別に韓国企業が堪えることができると回答したウォン・円為替レートは、鉄鋼(100円=963ウォン)、石油化学(956ウォン)、機械(953ウォン)、飲食(943ウォン)などの順だった。また、日本企業が製品価格を10%引き下げた場合、平均的に11.7%程度の輸出量が減少するものと展望した。

大韓商工会議所経済調査部のチョン・スボン本部長は、「アベノミクスの初期に憂慮した近隣諸国の窮乏化政策が現実化している傍証」とし「ウォン高の時代を乗り越えていくために、韓国企業も事業構造を効率化し、高付加価値の製品化を通じて市場競争力を高めていかなければならない」と助言した。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-26 17:34:55




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