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サムスンとハンファの「ビッグディール」7か月ぶりに完了…ハンファ財界9位に


サムスングループの防衛産業部門の系列会社であるサムスンテックウィンとサムスンタレスは去る29日、それぞれ「ハンファテックウィン」と「ハンファタレス」に社名を変更し、再出発した。

これにより、サムスンとハンファの「ビッグディール」は、昨年11月26日の売却発表後、7か月ぶりに完了した。また、ハンファグループは韓進グループを抑えて、財界10位から9位へと一段階上昇した。サムスンテックウィンとサムスンタレスはこの日、臨時株主総会と理事会を開いて、社名をそれぞれハンファテックウィンとハンファタレスに変える案件と新任の代表理事選任案件を決議した。

これら系列会社の買収作業を終えたハンファグループは、防衛産業部門での売上高が2兆6000億ウォン台に増え、一気に業界1位に躍り出た。また、4月にサムスンの石油化学部門の系列会社であるサムスン総合化学とサムスントータルを買収し、石油化学部門も売上規模が19兆ウォンに達し、韓国内の石油化学市場で1位に躍進した。これらの4つの系列会社買収を終えたハンファグループは、資産規模が37兆9500億ウォンから50兆5700億ウォンに増加し、全体の売上高は36兆9200億ウォンから50兆9000億ウォンに増えることとなった。これにより、ハンファグループは韓進グループを抜いて、財界10位から9位に上がることになった。

財閥グループ間で、このようなビッグディールが行われたことは、1997年の通貨危機以降、17年ぶりの「大事件」だった。また、政府主導ではなく、民間企業が自らビッグディールの合意に達したのは史上初のことだった。サムスンの非主力部門を整理してIT電子・金融・バイオなどの成長分野に注力するという強い意志と、ハンファの、初めからグループの主力だった防衛産業と石油化学部門でサイズを育てて規模の経済を実現するという要求が合致したからこそ可能だったことだと財界は評価した。

サムスンとハンファのビッグディールが完了し、サムスングループのガバナンス・事業再編作業は、ほとんどが仕上げられ、今やサムスン物産と第一毛織の合併のための株主総会(7月17日)のみ残している。

サムスングループは2013年9月、サムスンエバーランドの第一毛織のファッション事業部門の買収を皮切りに、サムスンSDSのサムスンSNS合併(2013年9月)、サムスンエバーランドビル管理事業のエスワン(S1)買収(2013年11月)、サムスンSDIと第一毛織の合併発表(2014年3月)、サムスン総合化学とサムスン石油化学合併の発表(2014年4月)、サムスン重工業とサムスンエンジニアリングの合併発表及び霧散(2014年9月・11月)、サムスンSDSの有価証券市場上場(2014年11月)、第一毛織有価証券市場上場(2014年11月)など、息の詰まるような日程を消化してきた。
  • 毎経ドットコム デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-30 10:07:05




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