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エリオット、サムスン物産の株式売却を開始

長期的に投資するはずのエリオット、事実上撤退 

  • エリオット、サムスン物産の株式売却を開始
去る6月、経営参加を目的に掲げてサムスン物産の株式7.12%を買い集めていたエリオット・マネジメント社は、保有株式の売却を開始した。長期投資するとしていたエリオットは、けっきょくサムスン物産と経営権紛争で敗北した後、撤収することになったわけだ。特にエリオットはサムスン側に、持分を他の株主よりも高い価格で買取ることを要請したが断られたことが分かった。

6日、エリオットはサムスン物産合併反対の買取請求権を行使することに決定したと明らかにした。

エリオットが買取請求権を行使して売却することに決定した持分は、5月のサムスン物産と第一毛織の合併公示がある前に買い入れたサムスン物産の株式4.95%で、売却代金は4425億ウォンだ。

エリオットの事情に精通した関係者は、「この間、合併株主総会禁止仮処分申請など、サムスンを相手にした訴訟戦で相次いで敗訴することにより、韓国では勝算がないと判断したのだろう」と語った。

今回の株式売却後、エリオットの保有サムスン物産持分は2.17%に減る。来月1日に「新サムスン物産」が発足した場合、エリオットの持ち株比率は0.63%に減り、影響力も大幅に減少することになる。
  • 毎日経済_ハン・ウラム記者/カン・ボンジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-08-06 17:50:06




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