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錦湖三井化学、MDI生産ラインを10万トン増強

韓国 BASF抜いて1位に 

韓国の錦湖石油化学の系列会社である錦湖三井化学は2017年までにMDI生産ラインを10万トンさらに増設する予定だと7日、明らかにした。MDI(Methylene Diphenyl Diisocyanate)はポリウレタンの主原料で、自動車の内装材、冷蔵庫の断熱材、建築資材、LNG船保冷材などに主に使用され、最近、韓国内外の市場で需要が急速に増加している化学物質だ。

錦湖三井化学は、今回の増設でMDI生産規模が年間24万トンから34万トンへと増えることになり、韓国BASF(25万トン生産中)を抜いて、この分野の国内1位に浮上する見通しだ。錦湖三井化学の関係者は「昨年、MDI事業分野で売上6325億ウォンを出したが、増設が完了したら、年間売上高1兆ウォン規模の生産能力を備えるだろう」と述べた。錦湖三井化学は今回の増設で、国内外の市場で急速に増えているMDI需要増加に先制的に対応するという方針だ。

グローバル市場におけるMDIの需要は2020年まで、年平均7.8%ずつ成長すると市場調査会社は予想する。錦湖三井化学は1989年、韓国の錦湖石油化学と日本の三井化学が50対50で投資して設立した合弁会社で、全羅南道の麗水(ヨス)工場で1992年に年産2万トン規模のMDIを初めて生産した。2005年と2012年に段階的に増設し、現在24万トン規模の生産能力を備えている。
  • 毎日経済 チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-08-07 16:07:27




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