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数字経済 > 企業 > 韓国プロ野球チーム「サムスンライオンズ」、第一企画が買収
サムスンがサムスンライオンズを第一企画に移管することを決定し、スポーツ部門の構造調整は仕上げ段階に入った。
11日、サムスンの関係者は「第一企画はプロ野球シーズンが終わる来る12月ころに、サムスンライオンズを買収することにした」と明らかにした。サムスンライオンズは1982年3月に設立された株式会社形態のプロ野球チームだ。筆頭株主はサムスン電子(27.5%)であり、サムスンSDI(15%)・サムスン電気(12.5%)、サムスン物産(9.5%)・第一企画(3%)なども株式を持つ。サムスンライオンズは昨年まで4回連続で韓国シリーズで優勝しており、今年もシーズン1位を走っている。昨年の実績は売上げ511億ウォンと営業損失176億ウォンを記録した。代表取締役はSDSの最高経営責任者(CEO)を務めたキム・イン社長だ。
第一企画のサムスンライオンズ買収は、サムスンのスポーツ部門の構造調整の最後の段階として解釈される。サムスンは今年、サムスン重工業ラグビーチームとサムスン証券テニスチームの解体を決定しており、プロスポーツは第一企画で担当することに方向を定めている。
第一企画は昨年、サムスン電子所属のプロサッカーチームをはじめ、サムスン電子の男子バスケットボールチーム、サムスン生命の女子バスケットボールチーム、サムスン火災の男子バレーボールチームを買収した。第一企画がサムスンライオンズまで抱くことになると、4大人気スポーツ(野球・サッカー・バスケットボール・バレーボール)のすべてを第一企画が統括することになる。
実績が低迷する部門は整理し、人気プロスポーツは統合運営で「収益型スポーツモデル」を作るというのがサムスンの戦略だ。
スポーツチームを単純な社会貢献次元ではなく、「ファン(楽しい)」と「マネー(金)」を稼ぐビジネスとして育てるという話だ。
一方、サムスンの各系列会社はアマチュアスポーツチームを運営している。乗馬と陸上チームはサムスン電子、レスリングチームと卓球チームはサムスン生命の所属だ。エスワンはテコンドーチームがあり、サムスン電気はバドミントンチームを運営している。