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ソウル市内免税店の入札に新世界参加…候補地は会賢洞本店が有力視


  • ソウル市内免税店の入札に新世界参加…候補地は会賢洞本店が有力視
  • < ソウル市会賢洞の新世界百貨店本店 >

ソウル市内免税店の入札第2戦を控え、長考を重ねていた新世界が入札参加を最終的に確定した。免税店の候補地は会賢洞本店が有力視されているが、最後の最後まで江南店も重複申請するかどうかで苦心していることが分かった。

新世界の関係者は21日、「長い内部検討の末に、来る25日に予定されたソウル市内免税店の入札に参加することを決定した」とし、「しかし候補地をめぐって、終盤まで意見を狭められず検討中」だと明らかにした。

ソウル市内免税店の再入札対象はロッテ免税店のソウル小公店・ワールドタワー店、SKネットワークスのソウル広壮洞ウォーカーヒル免税店で、11月と12月に続けて特許が切れる。

立地の選定から見るところ、新世界はこのうちでロッテ免税店のソウル小公店かワールドタワー店のうち、どちらかの免税店の入札権を狙うようすだ。

新世界の関係者は「事実、再入札に飛び込むということは、これまでの状況ではあえて考えるのも難しかった」とし、「しかし、最近の経営権紛争と免税店寡占論争で隙間ができたので、一度挑戦してみるのも良いだろうというのが内・外部の意見」だと明らかにした。

しかし最近、流通業界の周辺で「政府は早ければ来年、ソウル市内免税店を一か所以上追加許可するかもしれない」という噂が出回り、新世界の賭けを躊躇させている。

候補地も会賢洞本店が一度失敗しただけに、苦心に苦心を重ねている。 「国内1号百貨店」という象徴性などを勘案するとき本店はいまだに最も有力だが、「浪人」したところでスコアが大きく高まるかは疑問だという見方も侮れない。

また、従来の免税店特許が満了しての再入札であるだけに、新世界本店を候補地に選定すれば近所のロッテ免税店本店と真っ向勝負が避けられないようだ。

小公洞ロッテ免税店は1979年に国内の市内免税店1号としてオープンして、昨年は売上げ2兆ウォンを上げた国内免税店業界の最古参であり、圧倒的な1位店舗だ。象徴性はもちろんだが、これまでの産業発展への寄与度を考えると、ダークホースが数十年の最強の座を奪い取ることは容易ではないだろうという見方が優勢だ。それでも新世界としては、ユーカーなど外国人観光客が最も好む観光地「明洞」という、天恵の立地条件を放棄することは難しいだろうという観測だ。

いくつかの要素を考えると、新世界が本店とともに江南店を同時に候補地として提示する可能性も提起されている。新世界は早ければ22日に最終候補地を確定することが分かった。

関税庁の関係者は「許可制以後、2つの場所を要請した企業はまだどこもないが、申請自体には制限がない」としながらも「しかし、審査委員に良い印象を与えることができるかは疑問だ」と語った。

ロッテ蚕室ワールドタワー店は昨年の売上高が6000億ウォンで本店より少ないが、第2ロッテワールド建設などで「浮上する事業地」というのが魅力的だ。新世界が高速ターミナル近くの江南店を候補地として提示すると、ロッテワールドタワー店と勝負を行わなければならない。

とは言え、ロッテ側も辛東彬(シン・ドンビン)会長が国政監査の場でロッテ免税店を別名「サービス業のサムスン電子」と自称して協力を求めるなど、「根幹事業」の守りに総力を傾けている。

ロッテは現在、蚕室ロッテワールドモール2階(7・8階)のほか、100階以上の超高層ホテルを建設中のワールドタワータワー棟に、キオスク形態のサイバー免税店を別途に用意する計画だ。キオスク免税店は一般的な店舗とは異なり、大型のタッチスクリーンでオンラインロッテ免税店で販売される商品を紹介して、顧客がスクリーンをタッチして商品を選ぶ方式だ。

新世界はこれとは別に、釜山パラダイス店の特許が満了して(12月15日)再入札を控えている。新世界は現在、今回の入札時に集客効果の良い新世界百貨店センタムシティ店に免税店を移転する案も検討している。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者/イ・セボム記者/ナ・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-09-22 08:04:10




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