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韓国の輸出入銀行、「ヘビーテイル」契約の慣行を根絶する


  • 韓国の輸出入銀行、「ヘビーテイル」契約の慣行を根絶する
イ・ドクフン輸出入銀行長は、「低額受注で出血競争を誘発する造船会社にはこれ以上資金支援を行わないつもりだ」と警告した。

イ・ドクフン銀行長は最近、毎日経済新聞記者と会って「2008年の世界金融危機以降、全世界に供給過剰が蔓延している」とし、「このような中で国内造船会社間の競争もあまりにも激しく、損失を見ることが多い」と語った。国内造船メーカー間の過当競争の結果、大宇造船海洋などの事態を誘発したという診断だ。イ・ドクフン銀行長はこのことから、「ダンピング受注や不合理な契約を行っている企業には、金融支援をはっきりと制限する」と強調した。

輸銀はまず造船業界の流動性危機の主犯にあげられた、「ヘビーテイル(heavy-tail)」契約の慣行を根絶することにした。ヘビーテールは発注元が前受金を少なく与え、船舶を引き渡したときに残金を納入する方式の契約だ。

輸銀はヘビーテールを根絶するために、一定の割合以上の前受金を得られない契約については前受金支払保証(RG)を発行しないことにした。

輸銀はまた、大宇造船海洋の不良事態を招いた海洋プラント事業の場合には、関連機関と協力して造船会社の事業遂行と設計能力を厳密に検証した後に資金支援を行うかどうかを決定するという方針だ。

イ・ドクフン銀行長は「現在、韓国は造船・海運・鉄鋼が最も脆弱な産業として重点管理しなければならない」とし、「金融業界と企業が協力して、収益性の低い事業を果敢に整理して内実を固めるとき」だと明らかにした。イ銀行長はまた、「大型造船は危機に自ら耐える力があるが、中小の造船会社は日本と中国に押されて独自の対応能力を完全に喪失した状況」だとし、「最近成立した城東造船のサムスン重工業委託経営事例のように、STX造船も大宇造船海洋に委託経営しなければならないと思う」と語った。
  • 毎日経済_チョン・ジソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-09-20 17:42:00




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