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GSグループ会長、ベトナムを拠店として海外市場への攻略を拡大することに


  • GSグループ会長、ベトナムを拠店として海外市場への攻略を拡大することに
△写真=ホ・チャンスGSグループ会長(左から2番目)が13日、GSホームショッピングのベトナムの合弁ショッピングサイトの「VGS SHOP」を訪問し、韓国の中小企業コスメの「プルボディスクラブ」製品を見ている。 [写真提供=GSグループ]

許昌秀(ホ・チャンス)GSグループ会長は東南アジア諸国、なかでもベトナムを「ポストチャイナ(Post China)」拠点とし、国外市場への攻略を拡大することにした。環太平洋経済連携協定(TPP)の中心国家として浮上しているベトナムを中心に、新事業の機会を発掘するというわけだ。ホ会長は特に、GSグループが支援している全羅南道創造経済革新センターを通じて発掘した、優れた中小企業の製品の海外進出も積極的に助ける方針だ。

13日、GSグループによるとホ会長は12日から二日間、ベトナムのホーチミン市で社長団会議を主宰した席でこのような構想を明らかにした。ホ会長は会議で、「GSグループは発足以来、国内市場の限界を超えて経済領土を広げる、グローバル化戦略を推進してきた」とし、「東南アジア市場は私たちと地理・文化的に近く、成長可能性が大きいことから私たちの戦略を実行する絶好の機会になりうる」と強調した。

ホ・チャンス会長は、「人口9000万人のベトナムは活発な開放政策を推進しており、年平均5~7%以上の経済成長を見せているうえ、韓・ベトナム自由貿易協定(FTA)を通じて、中国・米国・日本に次ぐ韓国の4大貿易相手国に浮上した」とし、「ポストチャイナとして急浮上しているところだ」と説明した。ホ会長は「ベトナムはアセアン(ASEAN)諸国と中国・インドをつなぐ巨大経済圏の中心部に位置する要衝の地で、東南アジア進出の橋頭堡とするに最適地」だとし、「中国など国外市場で蓄積した貴重な経験と技術力をもとに、東南アジア市場への進出を積極的に推進し、より大きな成長の機会を探さなければならない」と強調した。

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  • < GSグループの主要な東南アジア事業 >

ホ会長はまた「国内で新事業を模索することと同様に、グローバル市場への進出時には既存のパラダイムから外れ、果敢な起業家精神が必要だ」とし、「創意的方法で既存の資源をうまく組み合わせ、国外市場で要求される製品とサービスを作り出さなければならない」と呼びかけた。

ホ会長は全羅南道創造経済センターを通じて発掘した、中小・ベンチャー企業との国外への同伴進出計画も明らかにした。ホ会長は、「GSの各系列会社は国外のネットワークを活用して、全羅南道創造経済センターと連携して発掘した優秀ベンチャーの製品と、水産食品などの国外販路支援に積極的に取り組まなければならない」とし、「優秀中小企業のパートナーの同伴進出をサポートし、国外でもグローバルな青年人材を養成できる機会を提供しなければならない」と注文した。

会議でホ会長と社長団は、ベトナムをはじめとする東南アジア経済圏の動向と韓国企業の進出事例や示唆点などを共有して、GS系列会社の東南アジア市場への進出拡大と、将来の成長方向に対して深く議論した。

ホ会長は二日間、GSホームショッピングのベトナム合弁ショッピング社の「VGS SHOPスタジオ」、GS建設のホーチミン都市鉄道1号線の建設現場と「チャイリバービューパレス」アパート団地などを訪問し、事業を点検して従業員を激励するなど、活発な現場の経営活動も展開した。

GSは2011年から毎年、中国、シンガポール、インドネシアなどの国外で社長団会議を開催している。特に、昨年に続き2年連続の社長団会議の場として東南アジア諸国を選定し、ASEAN諸国での事業拡大を推進していることを示したという分析が出ている。最近、中国が景気低迷などで事業環境が徐々に悪化し、新たな市場として東南アジアを選んだわけだ。
  • 毎日経済_イ・ホスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-10-13 17:49:19




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