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配当の包みをさっと開いた「スーパー株主総会デイ」

◆ 54社の大企業「株主総会デイ」 ◆ 

サムスン、現代自動車など韓国の主要企業が株主に優しい政策をさらに強化している。サムスングループでは社外取締役が取締役会の議長を務めるかと思えば、現代自動車グループは取締役会の専門知識と独立性の強化を内容とするコーポレートガバナンス憲章を発表した。ポスコとサムスン電子が四半期配当を導入するなど、配当拡大政策も続いた。

サムスン電子や現代自動車などの主要大企業54社は11日に株主総会を開き、取締役の再選を含めて多様な経営懸案を議決した。

サムスン系列会社のうちではサムスン電気が初めて、外部の人士である社外取締役を取締役会の議長に選任した。サムスンの他の系列会社も株主総会で定款を修正し、社外取締役が取締役会の議長を務めることができる道を開いた。

この日サムスン電気は定期株主総会で、これまでは代表取締役が引き受けてきた理事会の議長を、社外取締役を含む取締役のうちから選任できるよう定款を変更した。株主総会に続いて開かれた理事会で、サムスン電気は社外取締役であるソウル大学工科部のハン・ミング電気コンピュータ工学部名誉教授を理事会の議長に選任した。 2008年からサムスン電機の社外取締役を務めてきた新任のハン・ミング議長は、ソウル大学工学部長と大韓電気学会名誉会長などを務めた。

サムスン電気を含めて、サムスン電子とサムスン物産やサムスンSDIなど、この日に株主総会を開催したサムスン系列会社11ヶ企業がすべて、社外取締役も取締役会の議長になれるように定款を変更した。

ただしサムスン電子とサムスン物産、SDIなどはこれまで理事会の議長を務めてきた代表取締役が、任期までは理事会の議長をそのまま遂行するようにした。

この日、株主総会を開いた上場企業のうち相当数が現金配当を増やした。サムスン電子が一株あたり2万1000ウォンを配当するなど、この日の株主総会を開いたサムスングループ13社は中間配当を含む現金配当の規模を、2014年の3兆9234億ウォンから昨年は4兆1832億ウォンに6.6%増やした。現代自動車グループ5社は2014年に1兆3215億ウォンの配当を実施したが、昨年は前年比で26.9%増の1兆6766億ウォンを配当した。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者/ノ・ヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-03-11 16:59:02




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