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「免税店戦争」ソウル市内免税店4ヶ所追加、釜山市と江原道にも1ヶ所ずつ

大手3ヶ所と中小企業1ヶ所 

外国人観光客を対象としたソウル市内免税店は、中小企業1ヶ所を含めて計4ヶ所が追加される。釜山市と江原道にもそれぞれ1ヶ所ずつ市内免税店が追加される。

29日、関税庁は政府世宗庁舎でブリーフィングを開き、このような内容を盛り込んだ「ソウル市内免税店の追加方向」を発表した。これによって免税店特許を保有する流通店は、すぐにも特許の終了するロッテ免税店ワールドタワー店、SKネットワークスSKウォーカーヒル店の2ヶ所を除き、HDC新羅、ハンファガレリア、斗山、新世界、ハナツアー(SM)など、9カ所から13ヶ所に増えた。

関税庁は「韓流ブームでソウルを訪れる観光客がますます増える点を考慮して、免税店の数を増やすことに決めた」と明らかにした。

いまのところ免税店特許を申請する予定の企業はロッテ免税店(ワールドタワー店)とSKネットワークス(SKウォーカーヒル)、現代デパートの3ヶ所だ。したがって、今回の追加によって事実上は免税店事業を希望する企業はすべて進出が可能となった。

とは言え、関税庁は今後の審査日程と圏域については発表を保留することにした。昨年末に特許を取得した業者の反発が激しく、さらに検討を加えるという判断だ。

問題は、ロッテワールドタワー免税店とSKウォーカーヒル免税店はそれぞれ6月末と5月中旬に特許権が終了するために、ブランドショップの維持などの営業上の困難に直面することがありうるという点だ。

業界では特許権の終了後2ヶ月を峠として見ている。特許権が終了したら、当分の間は出国場で付加価値税と個別消費税を還付する方式の事後免税店として販売を行った後に、再度特許を確保して店頭で即時税金を還付する市内免税店に転換する方法があるにはある。しかしこの過程が長くなる場合、ブランドとの交渉で不利になるという判断だ。これに対して関税庁は、発表と審査日程そして選定発表までの時間を前倒しにすれば2カ月以内に追加の特許発行が可能と見て、早いうちに審査日程を発表する方針だ。
  • 毎日経済_ソン・イルソン記者/イ・サンドク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-04-29 17:26:46




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