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韓国KT 10倍速い ギガトピア

黄昌圭KT会長 エネルギー・セキュリティ・メディア・ヘルスケア・交通管制の5大サービスを育成 

  • 韓国KT 10倍速い ギガトピア
  • 黄昌圭KT会長が20日午前、ソウル光化門オーレスクエアでKTが推進する事業の方向性について説明している。[写真提供=KT]

黄昌圭(ファン・チャンギュ)KT会長が20日、ソウルの光化門にあるKTオーレスクエアで就任後初の記者懇談会を開き、現在のインターネットより10倍以上高速なギガビット秒(Gbps)級の通信速度を活用した5大融合サービスの育成ビジョンを明らかにした。ファン会長は、「顧客が高速インターネットの速度を基盤に、次世代メディアやヘルスケアなどの融合サービスを自由に利用できるように“融合型ギガトピア”時代を開く」と語った。

2002年、半導体メモリの容量が1年に2倍ずつ増加するという「ファンの法則」を発表したファン会長が、12年ぶりに「通信版」ファンの法則を出したわけだ。

これにより、KTは今後3年間で4兆5000億ウォンを投入して、有・無線の統合されたギガ通信インフラストラクチャを構築する。既存のインターネットよりも10倍高速なギガネットと、ロング・ターム・エボリューション(LTE)にWiFiを組み合わせた異種ネットワークの融合技術、銅線ベースの超高速伝送技術などの基盤となる。

これを基盤に、スマートエネルギー、統合セキュリティ、次世代メディア、ヘルスケア、インテリジェント交通管制などの5大未来融合サービスを重点育成するという計画だ。まずスマート・エネルギー部門は、フィンランドのヘルシンキのエコキャンパス、米国カリフォルニアのUCバークレー校のシトリスビルをはじめ、全世界の12の実証施設で事業を検証している。6月までに検証を終えた後、ビジネスを本格的に拡大していく方針だ。

次世代メディア部門では、超高画質(UHD)テレビを年内に商用化して、数万人が集まる場所でも鮮明な画質で動画を見ることができるオーレパワーライブ(eMBMS)技術などを活用して、メディア業界の新しい章を開くという目標だ。ファン会長は、「KTスカイライフ、KTメディアハブ、KTH、KTミュージックなど子会社の力量を集中して、次世代のメディアサービスを提供する」と説明した。

これと共にKTは最近、ソウル大と遺伝子解析などのヘルスケア研究のための協力を約束した。KTテレカップなどの子会社と力を合わせ、統合セキュリティ、インテリジェント交通管制などの融合事業も育てていく方針だ。

ファン会長は、「ギガトピアが実現すれば、国家的に情報通信技術(ICT)関連領域で3万7000の雇用と9兆3000億ウォンの生産誘発効果が生じるだろう」と予想した。

特に、既存の通信事業と未来融合事業が成果を出して、下半期から徐々に実績が改善されるだろうと強調した。ファン会長は、「過去の間違いをすべての力を尽くして変えていき、すでにかなり多く行われている」とし、「短い期間ではあるが、単独営業時に“正道経営”を通じて32万人の加入者を誘致した」と明らかにした。

また「最近、8000人の特別名誉退職は痛みを伴う決定であり、苦心の末に困難な決定をしてくれたスタッフに感謝している」とし、「今回のような悲痛なことが二度と起こらないように最善の努力をする」と強調した。
  • 毎日経済_ファン・ヂヒェ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-20 17:19:34




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