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化粧品メーカーCLIO、ルイ・ヴィトンから5000万ドルの投資誘致が目前


世界最大の高級ブランド企業モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)グループ系列の投資会社であるLキャピタルの韓国色調専門化粧品メーカー「クリオ(CLIO)」に対する投資が切迫している。早ければ今週末、約5000万ドル(約571億ウォン)の投資契約が締結される。クリオのハン・ヒョンオク代表は現在、投資契約を終わらせるためにLキャピタルのカウンターパートナー支社があるシンガポールに滞在中であることが確認された。

21日、投資銀行(IB)業界によると、Lキャピタルはクリオが発行する転換償還優先株(RCPS)に約5000万ドルを投資する。

年内に株式公開(IPO)を準備中であるクリオは、上場前投資誘致(Pre-IPO)の形でLキャピタルから資金を受けることになる。クリオの関係者は、「投資契約の最終段階であることは正しい」としながら、「早ければ今週末の、遅くとも来週初めには、投資契約が確定する」と伝えた。ハン代表は22日、シンガポールでCNBC放送とインタビューを進行し、現地で公式報道資料も配布する予定だ。

クリオは、化粧品および化粧道具の販売・流通業を目的として1993年に設立された。2014年までは売上高が500億ウォンを下回ったものの、芸能人コン・ヒョジンの化粧品として名を上げ始めながら、昨年の売上高が1070億ウォンで2倍以上急増し、営業利益も225億ウォンに達した。これに後押しされ、市場で期待するクレオの上場後の予想時価総額も1兆ウォンを軽く越えると伝えられた。

ルイ・ヴィトンが国内の化粧品企業に投資するのは今回が初めてだ。中国市場を積極的に攻略中であるルイ・ヴィトングループは、クリオの中国内での成長の可能性を高く評価し、今回の投資を推進したものと見られる。

このように、海外資本の韓国化粧品への投資は、最近になって急増している傾向にある。先月、グローバル1位の投資銀行ゴールドマン・サックスのコンソーシアムは、国内の化粧品ブランドAHCを保有しているカーバーコリア(carver korea)を買収しており、昨年に世界最大の化粧品会社エスティローダーカンパニーズも韓国化粧品ブランド「ドクタージャルト(Dr.Jart)」の親会社Have&Beに株式投資した。中国資本も韓国化粧品企業に断続的に目をつけている。中国のオンライン化粧品流通業者のジュメイ・インターナショナル・ホールディング(Jumei International Holding)は昨年、カタツムリクリームで有名な「イッツスキン(it's skin)」に1億2500万ドルを投資しており、中国ファッションメーカーのランシグループも、マスクパックブランド「メディヒール」で有名なL&Pコスメに投資した。
  • 毎日経済 カン・ドゥスン記者 / パク・ウンジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-07-21 17:13:53




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