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レジャー活動には財布を開きコンビニやスーパーでは支出を減らす

「KBソーホー指数」自営業の明暗…娯楽が浮かび、一般消費は沈む 

  • レジャー活動には財布を開きコンビニやスーパーでは支出を減らす
  • < 今年第2四半期業種別KBソーホー指数 >

# 会社員Aさん(29)は今年の秋夕(チュソク)連休を近所の友だちと一緒にすごすために最近、ホテル予約アプリを介して中小型ホテルの部屋を予約した。近所の中小型ホテルで部屋を一つ借りて、各自が食べ物を持って来るのがはるかに安価だからだ。

# 最近引退したBさん(59)は、平日の昼間にもビリヤードを訪ねる。月に2回、高校の卒業生たちと一緒にビリヤードを楽しんでいる。Bさんは、「ビリヤードといえば大学生の頃を思い出し、何よりも費用が少なくて時間を過ごす良い余暇活動がビリヤード」だと語る。

サービス企業の経営者の中で、明暗が分かれている。宿泊やスポーツなどのレジャー活動には、財布を開く消費者が増えてきた。一方、消費者はコンビニエンスストアやスーパーマーケットで支出を減らしたことが分かった。

今年の第2四半期、「宿泊・食事」と「芸術・スポーツ・レジャー」部門のカード売上げの成長率は前年同期比で10%以上増加した一方で、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの「卸・小売」部門はマイナス成長に転換した。このため、持続して成長してきたコンビニの店舗数は、人口比で飽和状態に達したという分析さえ登場した。

KB金融持株経営研究所が今年の第2四半期におけるサービス企業の経営者景気動向を分析した結果、KBソーホー(SOHO)指数は125.7で、前年同期比で6.4%、前期比で5.9%上昇した。 KBソーホー指数は2014年第3四半期以降の8四半期連続で、継続して成長を維持している。

KBソーホー指数は、KBカードの国内利用者の売上データを基盤に、自営業者の景気動向を指数化したものだ。この指数は2006年から産出されたが、2012年の第1四半期を基準(指数=100)とした。全国230万のサービス業個人事業体のうち、KBカード加盟店197万ヶ所を対象にして代表性を高めた。

詳細な業種別にみると、今年の第2四半期の「宿泊・食事」ソーホー指数は148.2で、前年同期比で13.7%増加した。ペンション・民宿やモーテルなどの「その他の宿泊業」の両方がともに2014年第4四半期以降は成長した。

特にペンション・民宿やモーテルなどの「その他の宿泊業」は、若年層を中心としたスマートフォンの宿泊アプリの利用が活発になったことが一役買った。宿泊アプリで若い層の中小型宿泊施設に対する拒否感が減り、パーティールームや団体での勉強部屋など、さまざまな用途に活用しているからだ。

また、「芸術・スポーツ・余暇」のソーホー指数は176.1で、前年同期比で最も大幅(27.6%)に上昇した。特に「ビリヤード・ビデオ店・ゲームセンター」「その他のレジャー店」が継続して成長を記録した。

ソ・ジョンジュKB金融持株経営研究所研究委員は、「不況にも関わらず、個人的に余暇生活を味わうところには支出を惜しまない」と説明した。ソ・ジョンジュ研究委員は、これまでの現金決済をカードに置き換えたことで売上げが増える可能性があるが、この程度の成長幅は小さくないとした。 KBソーホー指数はカード決済や現金領収書の発行のみを全体の売上げに反映する。

一方、今年の第2四半期の「卸・小売」のソーホー指数は111.1で、前年同期比でマイナス成長(-0.9%)を記録した。特に「コンビニ」ソーホー指数の伸び率がやや鈍化した。 「コンビニ」指数の上昇率は昨年の第2四半期以降、4四半期連続で50%に迫ったが、今年の第2四半期には23.8%でとどまった。 「スーパーマーケット」のソーホー指数は前年同期比でマイナス成長(-2.9%)に転換した。

地域別のKBソーホー指数は、すべての地域で前年同期比で上昇した。その中で「済州」ソーホー指数は前年同期比で12.7%を記録し、他の地域に比べて最も高い成長率を記録した。中国特需を如実に反映したものだ。

一方、「蔚山」指数は昨年の第2四半期以降、4四半期連続で10%以上の成長率を記録したが、最近は造船・海運業の構造調整などの影響で増加傾向(3.7%)が鈍化した。
  • 毎日経済_パク・ユネ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-09-03 09:34:38




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