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始まった円安、韓国の輸出は四面楚歌

100円あたりウォン、5年3ヶ月ぶりに場中1000ウォン崩壊 

◆円安衝撃◆

  • 始まった円安、韓国の輸出は四面楚歌
韓国ウォンより日本円の価値が急こう配で落ち、韓国経済に非常事態となった。円が下落すれば日本企業の対外競争力は強まる一方で、韓国企業の輸出競争力は劣っていく。

特に最近の円の下落原因が日本政府の無分別なばらまき政策によることから、安倍晋三政権の「経済的空襲」という表現も現れた。これに対して韓国政府ははっきりとしたビジョンと政策を提示できず、日本の空襲に手をこまねき無策でやられるだけではないかという心配を生んでいる。

30日、外国為替市場で100円あたりウォン価格は場中で一時999.67ウォンまで落ち、2008年9月以後5年3ヶ月ぶりに3桁に進入した。国内外国為替市場が締め切る当時の午後3時、100円あたりウォン価格は1001.61ウォンを記録して一応4桁を回復した。

市場専門家らは100円あたりウォンが3桁を記録することは時間の問題だと見ている。米国の量的緩和縮小発表以後、円とウォンはともにドル対比で弱気を見せている。

とは言え、円の切り下げ幅がウォンよりずっと大きく、円と比べたウォンは上昇勢を見せている。30日にもドル対比で円は0.5%下落したが、ウォンは0.1%下落するところにとどまった。

日本が毎月6兆円規模の金をばらまいて景気扶養に乗り出している一方で、韓国は円安問題に消極的で、円安基調は継続する見込みだ。

外国為替市場の関係者は「来年の上半期のうちに100円あたりウォンは950~1000ウォン台で動くだろう」と見通した。

政府はこの日の市場で、「さいきん円の急激な下落勢が憂慮される」と言う内容の口頭介入に乗り出した。しかし、日本の攻撃的通貨政策に対応できるはっきりした政策がなく苦心している。

政府関係者は「わが国の通過は国際通貨ではないので、円下落に直接的に対応できる対策はない」と明らかにした。

円の下落勢が継続すれば、直接的に輸出市場で日本と競争する業種の競争力が劣り、わが国の経済に悪影響を及ぼすと心配される。
  • 毎日経済_ノ・ヨンウ記者/イ・ドクチュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-30 17:33:58




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