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2013年IT市場の主導製品を見てみると

「身に着け」「曲がる」スマートフォン時代が開き 

「クロームキャスト、ギャラクシーギア、フレキシブル・ディスプレィ、スナップドラゴン、モデルS…」。
  • 2013年IT市場の主導製品を見てみると
今年、情報技術(IT)業界で注目された製品だ。アップルiPhone、iPad、サムスンギャラクシーなどの市場を根底から搖るがすほどに新しい革新的機器は無かったが、眼鏡と時計などのウェアラブル機器の商用化が始まり、曲がるディスプレイが登場するなど、これから2~3年の市場を主導する流れを提示した。

一番人目を引いた製品はGoogleの35ドルのマルチメディアストリーミング機器である「クロームキャスト(Chromecast)」だった。2インチ大のUSBメモリーのように見えるこの機器は、既存のHDTVに連結(HDMIポート)すればオーディオやビデオをWiFiを通じて受信し、テレビで映画・音楽・ドラマを再生できるようにする。ユーチューブとネットフリックスなどの動画メディアを、別途にスマートTVやIPTVを購買しなくても見ることができるアイディアで、専門家らと市場から大きな注目を引いた。去る7月に発売開始され、現在は米国でのみ使用できるが反応が良く、韓国とヨーロッパなど他の地域に波及する可能性が高い。

サムスン電子のスマートウォッチ「ギャラクシーギア」はウェアラブル(着る)デバイス初の商用製品という点で人目を引いた。Googleのスマート眼鏡「Google Glass」はまだ試作品状態なので、ギャラクシーギアはウェアラブル市場を見つもる尺度になる。サムスンのギャラクシーノート3と連動させるマーケティングを行ったことが軟着陸に寄与した。米国ではスマートウォッチ「ペブル(Pebble)」が関心を集めており、ナイキのウェアラブル・デバイス「フューエルバンド」もじわりと人気を集めている。

今年はディスプレイデザインの革新が始まった年だった。曲がってたためるフレキシブルディスプレイを搭載したデバイスが実験室ではない市場に出たからだ。サムスン電子とLG電子はそれぞれ55インチ、61インチの曲がるOELD TVを市場に出し、両側がしなった「ギャラクシーラウンド(サムスン)」と、上下にしなる「Gフレックス(LG)」も登場した。しかしフレキシブルディスプレイの大量生産体制をまだ構築できず、世界的規模に拡がらないうえに、相対的に高価格で大衆化まではもって行くことができなかった。

消費者の目には見えないが、クァルコムの通信チップ「Snapdragon(800)」は今年のスマートフォン、タブレットPC市場の流れを変えた製品としてあげられる。スマートフォンとタブレットが業社別の差別化が進行しなかったのは、内蔵した核心チップを相当数がクァルコムに依存したためだ。クァルコムはアプリケーション・プロセッサ(AP)とインターネット接続を支援するモデムを一つのチップに統合し、プレミアム級スマートフォンに搭載するようにした。

テスラ「モデルS」は今年、電気自動車シンドロームを巻き起こした100%電気自動車だ。自動車がIT機器の流れを変えた製品として認識された最初の製品であり、「デバイス」として評価される。自動車だがエンジンが無く、電気的制御装置で動き、ダッシュボードはリアルタイムに変わって、故障すればソフトウェアアップグレードで直すことができるなど、電子機器として分類するところに遜色がない。
  • 毎日経済_ソン・ヂェグォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-29 18:05:04




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