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LG化学、LG生命科学を合併して来年からバイオ・ヘルス事業を育成


LG化学はLG生命科学を合併し、来年からバイオ・ヘルス事業をグループの核心育成事業として大きくする。各大企業がバイオを未来のビジネスとして掲げるやいなや、具本茂(ク・ボンム)LGグループ会長も「バイオ産業」への賭けを決定し、LG化学が先鋒に立った。合併後のLG化学は、LG生命科学の投資の3倍を超える年間3000億~5000億ウォン規模の研究開発や施設投資に乗り出す計画だ。

LG化学とLG生命科学は12日にそれぞれ取締役会を開き、LG化学がLG生命科学を吸収合併する案件を決議した。グループレベルのバイオ事業に対する育成の意志が反映された結果だ。 LGグループの中で投資「実弾」を多く持っている優良系列会社のLG化学に、現在バイオ事業を進めているLG生命科学を渡し、グループの将来の事業としてバイオ・ヘルス産業を集中育成するという戦略だ。 LG化学は実弾だけでなく、過去のLG生命科学の母胎という点から、バイオビジネスの経験も備えているという評価を受ける。

合併が実現すればLG生命科学は2002年8月にLG化学から分社してから14年ぶりに、LG化学品に戻っていくことになる。LG化学は現在、エネルギー・水・バイオの3大分野を新成長動力として集中的に育成するという戦略を組んでいる。これにより、バイオ事業を2025年には売上げ5兆ウォン台のグローバル事業に育てることにした。

パク・チンスLG化学副会長は、「LG化学の安定財源として果敢で先制的な投資に乗り出して、バイオ事業を世界的なレベルで育成する」と明らかにした。第2四半期の時点でLG化学が持っている現金および現金性資産は、連結財務諸表を基準にして1兆7175億ウォンだ。

最近、各大企業が再びバイオ事業に足を踏み入れている。 1980年代末と1990年代の初めに、LG、SK、CJ(当時サムスングループ)などの大企業が製薬業界に進出し始めたとき、製薬業界には期待と不安が共存した。韓国製薬産業の中心を複製薬から新薬に移動させるという期待感があふれたし、中小の製薬会社が倒れるかもしれないという不安も強かった。しかし期待には及ばなかったし、これらの企業は事業を縮小した。

雰囲気が変わったのはセルトリオン社と韓美(ハンミ)薬品など、既存の製薬企業の善戦のためだ。サムスンはこれまでの5年間で3兆ウォンを投資して、バイオシミラー事業とバイオ医薬品の生産代行(CMO)事業を成長させた。今年、サムスンバイオロジクスを上場させ、今後のグループの将来の事業として製薬事業を育てる計画だ。

SKも崔泰源(チェ・テウォン)会長の意志にしたがって、2007年に持株会社への転換後に新薬開発組織を直属のまま開発を進めてきた。最近、SKバイオファームとSKバイオテックの両社が新薬と化学CMO事業に参入している。

CJも専門医薬品を中心に研究開発を増やし、今年はCJヘルスケアを上場させて、2020年には売上げ1兆ウォン規模に育てるという目標を立てた。コーロンは、コーロン生命科学を通じて遺伝子治療剤を開発してから20年ぶりに許可を期待している状況だ。 3年間で1300億ウォンを投資するという方針だ。

問題はタイミングだ。大企業がバイオ・ヘルスを未来のビジネスとして注目し「カムバック」したが、競争相手がすでに多くある状態だ。バイオシミラー分野も海外だけでなく、国内企業どうしの競争も予想される。バイオが再び脚光を浴びている状況で、一部グループの善戦の後追いという格好も見える。 LGグループの計画どおりに行われれば問題ないが、バイオ産業が今の見通しとは異なってぎしぎしときしむなら、グループの最優良系列会社の不良も排除することはできない。

両社の合併は、小規模合併方式で進行される。

LG化学が新株を発行し、合併比率に応じてLG生命科学の株主に提供することにした。合併比率は普通株1対0.2606772、優先株1対0.2534945などだ。株式買取の吸収合併方式ではなく小規模合併が選択されたのは、円滑な合併の進行のためのものと解釈される。

LG化学は11月28日に合併承認取締役会を、LG生命科学は同じ日に合併承認株主総会を経て、来年1月初めに合併を終える計画だ。
  • 毎日経済_ホン・ジョンソン記者/イ・ドンイ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-09-16 15:54:50




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