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不況の流通業界、コンビニでヒートテックを販売

万物市場に変わっている 

継続する不況の中で呻吟している流通業社は、いままで扱わなかった意外な商品を出す戦略に突破口を探している。コンビニとホームショッピングなど、業態固有の特性とは少し距離のある製品を続々と出し、それこそ売らないモノがない「万物市場」に変わっている。

15日、流通業界によればCUはこの冬、主要売場でヒートテックを販売している。衣類としてはせいぜい今まではストッキングや下着だけを売っていたコンビニでヒートテックを扱い始めたことは今回が初めてだ。

現在、CUが出したヒートテックは男女上着と下着を含んで総7種と、多様な品数を取り揃えた。天然空気層で熱エネルギーを外に出さない超軽量生地であるエアロウォーム原糸100%を使いすぐれた保温性を誇りつつ、価格は9500・9900ウォン(女性・男性用)とマートやデパートより安いことが長所だ。

特にことしの冬は例年より早く訪れた寒さのおかげで、今月に入りヒートテック販売量がひと月前より83.4%も増えるほど反応が熱い。CU関係者は「リゾートと病院の近くで主にたくさん売れる」と説明した。

この間大型マートでも見られたペット用品の特化ゾーンもコンビニに登場した。現在、CUは10月から一部店鋪で飼料とおやつだけではなく猫砂まで、関連用品30種あまりを売る別途の販売コーナーを運営中だ。

このような意外な挑戦は、ホームショッピング業界にも続いている。現代ホームショッピングは先月、放送では史上最初に国内収穫したサンシュユの生ジュースを出し、ロンチング当日に2億5000万ウォン分を売り、今月初めに行った2次放送では1時間で6億ウォン売上げという大記録を立てた。

昨年の夏には国産生ブルーベリーを含んで桃やスモモなど、果物10種あまりを販売して旨みをたっぷりと味わった。

配送等の問題で、最近までホームショッピングで扱う果物は冷凍ブルーベリーのような輸入冷凍果物や果汁のような加工食品がほとんどだったが、今年からはすべて国内有名産地から直接顧客の家まで配送する産地直送システムを取り入れ、国産果物の販売に乗り出した。

現代ホームショッピングの関係者は「産地にある地方単位の農協と直取引をすることで流通段階を縮小する大型マート式取り引き方式を取り入れた」とし、「冷凍製品を売る時より高い売上げをあげることができ、収益面でたいへん役に立っている」と語った。
  • 毎日経済_キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-15 17:36:30




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