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ビットコイン、知っておきたい4つのこと


ビットコインシンドローム

1.セキュリティに問題はないか

最近、デンマークのビットコイン企業であるBIPSは100万ドル(10億5000万ウォン)相当のビットコインを「目が覚めたら」盗まれていた。先月の15~17日に受けたディードス(DDoS)攻撃で1295ビットコイン(BTC)を奪われたのだ。ハッカーたらがDDoS攻撃を行いつつ、混乱が起きたすきに乗じてビットコインが保存されたサーバーに侵入し、金を奪い去ったのだ。

このようにP2P(個人間直接ファイル共有)で取り引きされるビットコインは、個人や企業PCがハッキングされて財布のアドレスとパスワードを奪われたら盗まれてしまう。また財布を保存しておいた機器が損傷したら、ビットコインを探せなくなることもある。これと同様に、ビットコイン取引所が攻撃されて情報が流出することもありうる。実際に去る4月10日、日本のビットコイン取引所であるマウントゴックスがDDoS攻撃を受けて取り引きが中断したりした。

2.どこまで価格が上がるだろうか

寝て起きれば値段が上がるビットコイン価格を前に「説往説来」、話題が絶えない。ビットコインは最近1250ドルまで垂直上昇した。理論的には、発行量が決まっているので継続して稀少価値が高くなる構造だ。

金融誌のビジネス・インサイダーは専門家らを引用して、年内にビットコインの価格が1500ドルを越すだろうという展望を立てた。極端なビットコイン楽観論者たちは、ビットコインが向後100万ドルまで上がるだろうというばら色の展望を立てたが、価格調整を避けることができないだろうと言う指摘がより優勢だ。

3.既存貨幤に代わるだろうか

ビットコインは為替の影響を受けず、どこででも簡単に使用できるという長所がある。とは言え、既存貨幤の代わりをするにはまだ使い勝手は制限的だ。また、分秒単位でビットコインの価値が出たり出なかったりするために、貨幤機能を果たすには脆弱だという説明だ。金融専門誌ガートマン・レター編集長であるデニス・ガートマンはCNBCで「ビットコインは(貨幤として)成功できないだろう」とし、「ビットコインの変動性があまりに高いので、一般貨幤を代替するだけの通貨にはなれない」と指摘した。

専門家らは「ビットコインの価格は継続して上がる反面で商品価格が継続して落ちると予想されるなら、商品消費を二の次にして、ビットコインを蓄えようとする現象が現われるほかない」と見る。ビットコインが成功するほどに、逆説的に取り引き手段としての貨幤機能が弱化するしかない弱点を帯びているというわけだ。

4.なぜ創始者が姿を見せないのか

ビットコイン創始者として知られた中本哲史はビットコインの成功とともにその姿を隠し、気がかりを醸し出している。一角では日本の天才数学者という説があるが、年齢・国籍・性別などは何一つ確かなことはない。2009年、初めてビットコインを開発した当時、中本は他のプログラマーや学者たちと質問をやり取りして、ビットコインの問題点を補ったりもした。しかしビットコインが世に知られて価値が上がると、1年前からすべてのインターネットと電子メールによる対話を絶って姿を消した。
  • 毎日経済_ソ・ユジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-02 17:37:40




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