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サンヨン自動車、中国に生産工場…キア自とヒュンダイ自に続いて3番目

「グローバルビッグマーケットで真っ向勝負」 

双竜(サンヨン)自動車は海外初の生産拠点として、中国工場の設立を推進する。サンヨン自動車が中国で現地生産システムの構築に成功した場合、国内の自動車メーカーの中ではキア自動車とヒュンダイ自動車に続いて3番目になる。

11日、サンヨン自動車は中国現地の完成車生産工場設立の妥当性を検討するために、陝西汽車グループと合弁会社設立のための合弁意向書(LOI/Letter of Intent)を締結した。この日、中国の陝西省西安市で進められた調印式には、サンヨン自動車のチェ・ジョンシク代表取締役をはじめ、上官吉慶西安市長などの市政府関係者と、協力社である陝西汽車グループの袁宏明社長など、韓・中両国の関係者が出席した。サンヨン自動車と陝西汽車グループ両社は戦略合弁基本協議書と合弁意向書の締結を同時に進めており、今後は投資の割合と合弁法人の名称などの具体的な条件をめぐって交渉を進める予定だ。

サンヨン自動車が中国内の生産設備の構築に乗り出したのは、22%に達する関税の負担を減らして、現地ブランドの低価格攻勢に対応する目的のためと解釈される。世界最大の自動車市場である中国にも素早く対応することができる。特にサンヨン自動車が候補地として目を付けた中国中西部は、中国国内でも最も経済成長が目立つ地域だ。

最終的な契約が締結されれば、サンヨン自動車は陝西省西安市の西安経済技術開発区域内に、エンジン工場を備えた完成車の生産設備を備えることになる見込みだ。西安市は中国政府の西部大開発戦略の橋頭堡であり、中国中西部の中核都市の一つで、中国内の投資可能性の大きな都市として評価されている。

サンヨン自動車の関係者は、「これまで中国政府の政策の方向と自動車市場の成長可能性を考慮し、中西部地域を中心に、中国内で初の海外生産工場の設立を検討してきた」とし、「西安市は優れた立地条件と産業全般にわたるインフラストラクチャ、工業基盤施設、高い教育水準や人的資源など、他の地域に比べて比較優位を持っている」と説明した。

サンヨン自動車は製品競争力を確保するために、主要協力社との同伴進出を通じた自動車産業クラスターの構築も検討している。また、現在サンヨン自動車が生産・開発中のモデルを順次生産する案も検討することになる。

合資意向書が締結されることによって、サンヨン自動車と陝西汽車グループは、合弁会社設立の詳細を協議するために西安プロジェクトチームを構成する予定だ。

チェ・ジョンシク代表取締役は、「急成長する中国の自動車市場での競争力強化と販売量増加のためには、中国現地の完成車生産工場の設立が必要だ」とし、「妥当性の検討とサンヨン自動車理事会の承認後、サンヨン自動車の初の海外生産拠点となる合弁会社は、グローバルなスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)企業に跳躍しようとするサンヨン自動車の新成長動力になるだろう」と語った。

サンヨン自動車に先立って、キア自動車とヒュンダイ自動車はそれぞれ1998年と2002年に中国現地企業と合弁法人を設立し、年間230万台を生産できる規模を備えた。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-11 19:53:40




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